三笘薫がまたも魅せた。11月27日、カタール・ワールドカップの第2戦となるコスタリカ戦で、62分から登場。自慢のドリブルで攻撃を牽引して、終盤にビッグチャンスを作ったもののゴールにはならず。それでも、第3戦でスペインに「勝てばいいだけ」と誓う。

上写真=三笘薫は2試合続けてチャンスを演出。スペイン戦でもゴールを狙う(写真◎Getty Images)

■2022年11月27日 カタールW杯E組(アフメド・ビン・アリー)
日本 0-1 コスタリカ
得点者:(コ)ケイシェル・フジェール

「ディテールで負けていた」

 やはりそのドリブルは日本の武器だ。三笘薫は62分にピッチに登場すると、ドイツ戦と同様に左ウイングバックに入った。

 最大の見せ場は88分にやってくる。左サイドいっぱいで伊藤洋輝からボールを引き出すと、するすると抜け出す得意のドリブルでゴールライン際まで進み、そのままゴール方向に向かってから右足アウトサイドでマイナスのラストパス、これを鎌田大地が狙ったものの、GKケイラー・ナバスに止められた。

「点を取るところ、それから仕掛けろと言われました」

 ベンチからの指示は明白だった。0-0の状況で入り、勝ち点3をもぎ取るための交代策。その狙い通りのアタックで左サイドを崩したものの、もっとボールをその足元に集めたかったのも事実。

「堅い試合で崩せずに、こちらも焦れてしまった。失点してはいけないところでミスが多かった」

 前半から日本のほうにチャンスが多かったが、仕留めきれなかった。そして、81分には痛恨の失点。最終ラインでつなごうとしたところで相手に引っ掛けられ、最後はケイシェル・フジェールにシュートを許した。

「失点してはいけないところでミスが多かったし、自分たちの個人的なミスや、球際で負けているところもあって、ディテールで負けていた」

 日本がチャンスを作っているようでいても、局面での小さな敗北が積み重なって失点になったという見立てだ。だが、下を向いている時間はない。

「次に勝てばいい話なので、どんな展開になってもチーム全体で戦いたい」

 第3戦はスペインが相手。そのドリブルで必ず勝ち点をもぎ取ってみせる。


This article is a sponsored article by
''.