上写真=27日の韓国戦は先発濃厚の谷口彰悟。結果を出したいと語った(写真◎JMPA小山真司)
勝てば、優勝。それをみんなで達成したい
「次、勝てば優勝という形で終われるのは十分理解していますし、みんなでそれを達成したいという思いがやっぱり強いです」
日韓戦を翌日に控え、取材に応じた谷口ははっきりと「優勝」したいと語った。
「長年、アジアのライバルとして競い合ってきた相手で、そういうライバルを相手に絶対に勝ちたい。自分たちのホームですし、勝たないといけないという気持ちは強いです」
24日の中国戦は、谷口自身に出場機会はなかったが、チームは分厚く守る相手を攻めあぐねてスコアレスドローに終わった。国内組の価値を示し、高めていく戦いを見せたいと森保一監督が語っていたことを考えれば、その狙いを実現したとは言い難い内容と言えるだろう。残り1試合。やるべきことは決まっている。
谷口は「周りからは国内組だからとか、あんまり期待されてない雰囲気も確かにちょっと感じるところはある」と冷静に状況を捉えつつも、前向きな言葉を口にした。
「Jリーグの選手たちだって、素晴らしい選手がたくさんいるんだよっていうことを、やっぱり証明したかったし、証明していかないといけないと思っています。実際にそれができるメンバーが集まったと僕は思っているので、そういう意味でも、口だけじゃなくて、内容と結果で示さなければいけない」
今回の日韓戦には、多くのものが懸かっていると言っていい。9年ぶり2度目の優勝。国内組の真価。むろん代表歴の浅い選手たちにとっては、カタールW杯でメンバー入りするための最後のアピール場でもあるだろう。
今回のチームでキャプテンを務める谷口は、明日の韓国戦で結果を出し、「国内組」の価値をしっかり示すつもりだ。