日本代表FW浅野拓磨が、2試合連続ゴールへの意気込みを語った。先制点を挙げたパラグアイ戦はハーフタイムで交代し、コンディションが心配されるものの、ブラジルからゴールを奪うためのイメージを膨らませている。

上写真=パラグアイ戦で先制点を決めた浅野は、2試合連続ゴールを狙う(写真◎山口高明)

「スピードでは日本も負けていない」

 6月2日のパラグアイ戦に3トップの一角で先発した浅野は、36分にMF原口元気のスルーパスから先制ゴール。4-1での勝利に貢献したものの、ハーフタイムでFW前田大然と交代して退いていた。

 試合前から左足太ももの裏に「多少の違和感」があり、「試合をやるにつれて強くなったので、ハーフタイムに伝えた」末の交代だったという。4日の練習は別メニュー調整だったものの、「状態は良くなっているので、ブラジル戦は出るつもりで準備している」と力強く言った。

 そのブラジル戦で狙うのは、もちろん2試合連続ゴール。実現すればカタール・ワールドカップのメンバー入りに向けて大きなアピールになるだろうが、「僕からしたら、どの試合も変わらない」と語る。ブラジルだろうがパラグアイだろうが、勝利のために得点を目指す思いに変わりはなく、「注目されている試合。すごく強くて、日本も全力でぶつかっていきますが、チャンスが来たら結果を残すことしか考えていない。それは次も同じこと」と強調した。

 狙いどころとして、相手の両サイドバックの背後のスペースを突くことをイメージしている。「僕らがやるべきことは、まずそこだと思っている」と明かした浅野は、「スピードでは日本も負けていないと感じる。(相手のサイドバックが)前に出て攻撃的になるということは、スキは必ず現れてくると思う。そこを突いていければ、チャンスはどんどん作れると思うし、僕自身も狙っていかなければいけないポイント」と攻略法をイメージしていた。


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