5月28日にFIFAワールドカップカタール2022・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選のミャンマー戦に勝利して最終予選進出を決めた日本代表が6月シリーズの3試合に向かう。7日のタジキスタン戦を前に権田修一がオンライン取材に応じた。

上写真=6月3日のU-24日本代表との試合では出番がなかった権田修一(写真◎JMPA兼村竜介)

吉田、冨安らの離脱。「心配はないと思います」

 6月3日に予定されていたジャマイカとの親善試合が中止となり、急きょU-24日本代表と対戦したサムライブルー。“弟分”の若いチームに対して3-0と勝利し、A代表としての貫禄を示した。その一戦で出場機会のなかったGK権田修一は、「普段は自分のチームのことを見るというか、日本代表がどうやって相手に勝つために戦うべきかをずっと考えるんですけれど、相手も同じ日本代表でこれからオリンピックを戦うチームなので、なんかお互いを見ながらというか。見ていて結構忙しくて、普段ベンチにいるときよりも時間の経過が早い試合でした」と振り返る。

 その試合から、これまでA代表の主力として戦ってきた冨安健洋やオーバーエイジの吉田麻也らがU-24日本代表に合流した。そのため、このあと予定されているタジキスタン戦、セルビア戦、キルギス戦は植田直通の他に、谷口彰悟、昌子源、中谷進之介、佐々木翔といった国内組の選手がサムライブルーのセンターバックを務めそうだ。代表107キャップの吉田、23キャップの冨安と比較すると数字的には劣る面々ではあるが、それでも権田は「心配はないと思います」と言葉を放つ。

「まず、日本代表チームなので、誰かが抜けても、入ってくるのは日本のトップの選手たちです。今後、最終予選を考えたときに、誰かがいなければ勝てないチームでは難しい。もしかしたら何人か招集できない可能性も僕はゼロではないと思っているので、いろいろな面で準備しなければいけないと考えると、日本代表がこれからもっと上に行くためには逆にいい機会なのかなと。みんなの良さを出しながら守れればいいかなと思っています」

 選ばれし仲間たちと共に、「代表の試合ということだけで十分過ぎるモチベーションが自分の中にはある」と話す権田がサムライブルーのゴールを守り抜く。日の丸を背負う誇りとチームメイトへの信頼がある限り、日本代表の強さは揺るがない。


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