上写真=日本代表の活動に合流した長友佑都(写真◎BBM)
フランスでつかんだ自信。「まだ自分はやれる」
イタリア、トルコ、そしてフランス。長年にわたりヨーロッパの舞台で活躍する長友佑都が、久々に日本国内での代表活動に合流した。「久しぶりの代表で、緊張感も楽しんでいる自分がいて、すごく充実しています」と晴れやかな表情を見せる。代表活動への参加は昨年11月以来のこと。日本国内での活動となれば、2019年10月までさかのぼる。
所属するマルセイユ(フランス)ではリーグ戦20試合に先発出場するなど、その存在感を放った。「フランスリーグのスピード感だったりフィジカルレベルというのは明らかに違っていて、僕自身も実際に約9カ月間(実戦から)離れていたので、すごく苦労しました」と自身初となるフランスでの苦悩も明かすが、「徐々にコンディションを取り戻していって、(シーズン)後半戦は相当な試合数に出場できました。まだ自分はやれるな、と自信を持てました」と話す。
昨年9月に34歳になった長友は、今回招集されたフィールドプレーヤーの中で最年長。年齢的にはベテランの域に達したとも言えるが、「僕にはワールドカップという目標がある。そこに向けてブレずにやっていくだけです」と、来年開催予定のカタール・ワールドカップ出場に向けた思いも言葉にする。5月28日のミャンマー戦は、その舞台にたどり着くための一歩ともなる。
「若くて良い選手がたくさんいて、どんどん競争が激しくなっていくと思うので、そこは自分も負けないように、強い気持ちで覚悟を持って戦いたいなと思います」
その豊富な経験値をサムライブルーに還元しながら、長友自身はまた新たなステージへ向けて日本代表のライバルたちと切磋琢磨する。