4月28日の明治安田J3リーグ第11節で、ガイナーレ鳥取とFC琉球が対戦した。開始から1分もたたないうちに先制した琉球が、その後も多くの得点機を作ったが、何とか耐えた鳥取が前半のうちに2得点して逆転。後半は逆に鳥取が決定機を生かせず、琉球は後半アディショナルタイムにPKを獲得したが、鳥取GK櫻庭立樹が見事にセーブし、今季初の逆転勝利を飾った。

上写真=最後の最後まで勝負の行方が分からなかった一戦。鳥取が1点差で逃げ切った(写真◎石倉利英)

■2024年4月27日 J3リーグ第11節(@Axis:観衆1,711人)
鳥取 2-1 琉球
 得点:(鳥)温井駿斗、田中恵太
    (琉)富所悠

開始39秒で先制点

 この日の鳥取地方は朝から快晴となり、気温がぐんぐん上昇。気温は公式記録で25・0度の夏日となり、まさに夏を思わせる強い日差しもあって、選手たちにとってはタフなコンディションでの戦いとなった。

 開始直後、いきなり均衡が破れた。琉球はキックオフのボールをディフェンスラインまで下げると、パスをつなぎながら鳥取のプレッシャーを回避して右サイドから攻め込み、MF上原のセンタリングをMF富所がシュート。鳥取の選手に当たってこぼれたところを富所が左足で蹴り込み、鳥取に一度もボールを触らせないまま、わずか39秒で先制点を奪った。

 琉球は4分にもMF上原が右からセンタリング、ファーサイドでMF幸喜が合わせるも、鳥取GK櫻庭にセーブされる。26分にもFW岩本が中央からミドルシュートを放ったが、これもGK櫻庭にセーブされた。32分にはMF富所がエリア内右サイドからループ気味に狙ったが、クロスバーをかすめて外れ、チャンスを量産しながら追加点を奪えない。

 1点差で粘った鳥取は38分、エリア外右サイドでFKを得ると、DF温井が左足でニアサイドに蹴り込んで同点。43分には攻め込んだ後に奪われたボールを素早く回収して右サイドに展開、DF田中恵が相手選手の股を抜くシュートを左スミに蹴り込み、数少ないチャンスを生かして逆転した。

 鳥取が2-1とリードして迎えた後半開始から鳥取は2人、琉球は3人を交代で送り込み、どちらも主導権を握ろうとする。琉球は56分にDF藤春のセンタリングをFW白井が右足で狙うが、またもGK櫻庭のセーブに遭う。その後は運動量が落ちた琉球に対し、パスワークがスムーズになった鳥取が押し気味に進めるが、64分にFW髙尾がGKとの1対1のチャンスで大きく上に外してしまうなど、突き放す1点が奪えない。

 その後も鳥取は何度もカウンターで攻め込むが、琉球も粘って防ぎ、試合終了間際にはゴール前でのチャンスを多く作る。何とか逃げ切ろうとする鳥取の懸命の守備を崩せずにいたが、7分と表示された後半アディショナルタイムの90+4分、FW庵原がエリア内で突破を仕掛けたところでファウルを受け、PKを獲得した。

 しかし、FW白井の左下へのキックをGK櫻庭がコースを読み切って見事にセーブし、そのまま逃げ切った鳥取は今季初の逆転勝利。Axisバードスタジアムでの今季初勝利でもあり、林健太郎監督は「バードでやっと勝てたので本当にうれしい。(後半に)もう1点取れれば言うことなしでしたが、最後は立樹に救われた」と守護神に感謝していた。

取材・写真◎石倉利英

▼出場メンバー
・鳥取:GK櫻庭立樹、DF田中恵太、大城蛍、温井駿斗、丸山壮大(HT:坂本敬)、MF東出壮太(74分:曽我大地)、普光院誠、世瀬啓人、松木駿之介(67分:小澤秀充)、FW富樫佑太(83分:常安澪)、田中翔太(HT:髙尾流星)

・琉球:GKパク・ソンス、DF森侑里、鈴木順也、藤春廣輝、MF岡澤昂星、佐藤祐太、上原牧人(71分:増谷幸祐)、幸喜祐心(58分:高安孝幸)、富所悠(HT:岩渕良太)、FW石井快征(HT:白井陽斗)、岩本翔(HT:庵原篤人)


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