ガイナーレ鳥取DF小泉隆斗が、自身初のJリーグで課題と収穫をつかみ、さらなる成長への糧とする。JFLのブリオベッカ浦安から『個人昇格』で加入した今季、開幕から2試合連続でフル出場。昨季までの指揮官から学んだことを生かし、チームの勝利に貢献すべく意気込んでいる。
上写真=今季から鳥取でプレーしている小泉。週末に初のホームゲームを迎える(写真◎石倉利英)
「良い雰囲気だと聞いている」
今季加入した小泉は2月25日の明治安田J3リーグ開幕戦でフル出場してJリーグデビューを果たすと、3月2日の第2節もフル出場。チームは連敗スタートとなったが、「個人的には課題を感じるところと、やれる手応え、両方がある。自分の特徴でもあるクロスや、周りを使いながら前進するプレーはできていると思う」と語る。
帝京三高(山梨)、立正大を経て関東1部リーグの東京23FCに加入し、2021年にブリオベッカ浦安に加入。以前はサイドハーフだったが、日本リーグとJリーグ、日本代表でも左サイドバック(SB)で活躍した都並敏史監督に、その左SBで起用されて「あらゆることを教えてもらいました。『どんな相手でも、常に謙虚にプレーしろ』と言われていた」と振り返る。
日本サッカー史に残る左SBとして名を馳せた前指揮官の教えを胸に、さらなる成長を期している。3月10日、テゲバジャーロ宮崎と対戦する第3節は今季ホーム開幕戦。「まずは良い守備が大事。良い守備ができれば、良い攻撃につながる」とポイントを挙げ、「初めてのホーム。みんなから良い雰囲気だと聞いているので、味わいたいです」と地元での一戦を心待ちにしていた。
取材・写真◎石倉利英