10月9日、新たに鹿島アントラーズの指揮を執ることになった中後雅喜監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは6日にランコ・ポポヴィッチ前監督との契約解除を発表し、9日に中後監督を中心とする新体制が決まった。初陣は19日のJ1リーグ第34節アビスパ福岡戦となる。
上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう中後雅喜監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「責任の重さを非常に感じています」
10月5日に行なわれた前節の新潟戦ではアウェーで4-0と快勝したものの、その翌日に「今シーズンのマネジメントとパフォーマンスを総合的に判断した結果」によるランコ・ポポヴィッチ前監督との契約解除が決まった。ミラン・ミリッチ前コーチも退任し、9日には、ポポヴィッチ監督もとでコーチを務めていた中後雅喜氏の監督就任と、本山雅志氏、羽田憲司氏のコーチ就任も発表された。
「このクラブで監督として仕事をすることの責任の重さを非常に感じています。精いっぱいやりたい気持ちでいます」
9日にオンライン取材に応じた中後新監督は、そのように就任に際する思いを話す。鹿島は前節終了時点で、首位広島と勝ち点12差の4位につけるなか、残り6試合での大逆転優勝に向けた新たな船出となる。
「残り6試合、まだ優勝の可能性もありますし、そこに向けて一つずつ勝利を積み重ねていかなければいけません。ただ、地に足をつけてやっていかないと結果は出てこないと思うので、今日もトレーニングで選手は一生懸命やっていますし、そういう形で一日一日を大切に積み重ねていきたいと思っています」
巻き返しを狙う鹿島が、中後監督のもとで新たな戦いに挑む。