5月11日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節、アウェーで柏レイソルとの接戦を制してリーグ戦3連勝を成し遂げた。次は12日に、茨城県立カシマサッカースタジアムでJ1第13節東京ヴェルディ戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「皆さんの思いが詰まった試合だと、私も理解しています」

 4月28日のG大阪戦(2-1)から、5月3日の湘南戦(3-1)、そして6日の柏戦(2-1)と3連勝を達成した。特に前節の柏戦は同点で迎えた後半アディショナルタイムにチャヴリッチのゴールで勝ち越し、勝負強さを示した。その柏戦から6日後に迎えるのは、東京Vとの一戦だ。

「(東京Vは)チーム全体でアグレッシブさを出していけるチームです。そこには、私も驚いている部分が少なからずあります。なぜなら、私が今まで持っていたヴェルディの印象や、実際に対戦したヴェルディというのは、よりテクニックを重視して、コンビネーション、ショートパスで崩してくるチームでした。でも、城福監督が就任し、そのテクニカルな部分はしっかりありながらも、よりタフに、そして規律を守って、オーガナイズをしっかり整えて戦うチームに変わったと思っています。より隙のないチームになっている印象です」

 試合前日の11日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように対戦相手となる東京Vの印象を話す。今季J2から昇格してきた相手だが、前節までリーグ戦2連勝中。それでも好調を維持する相手から、鹿島としては勝ち点3をつかみ取りたいところだ。

「“伝統の一戦”と言われていることに関して、非常に皆さんの思いが詰まった試合だと、私も理解しています。両クラブはすばらしい実績や伝統を作り上げてきていますので。お互いにリスペクトを忘れずに戦うことはもちろん、一番大切なのは、過去に輝かしい実績を作り上げ、名勝負を繰り広げてきた人たちに恥じないように、お互いに死力を尽くして、最高のパフォーマンスをぶつけ合う試合にしていかなければいけないということです。そうなるために、我々は明日、最高の姿をピッチで見せること。全員が最高の状態であることが重要だと思っています」

 ポポヴィッチ監督率いる鹿島がリーグ戦4連勝を懸け、カシマスタジアムで東京Vとの“伝統の一戦”に挑む。


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