明治安田生命J1リーグ第7節が7日に行われ、国立競技場ではFC東京と鹿島アントラーズが対戦。後半にスコアが動き、FC東京が仲川輝人のゴールで先制。終盤に途中出場の原川力もネットを揺らして2−0とし、3日の浦和戦、そしてこの日の鹿島戦と国立競技場で2連勝を飾った。

上写真=1トップを務め、先制ゴールを決めた仲川輝人を仲間が祝福!(写真◎J.LEAGUE)

■2024年4月7日 J1第7節(観衆52,772人/@国立競技場)
 FC東京 2ー0 鹿島
 得点:(F)仲川輝人、原川力

U23合流前の松木玖生が2アシスト

 ともに決めきれず、前半を0−0で終えて迎えた後半、55分に試合は動いた。左センターバックのエンリケ・トレヴィザンからライン際でパスを受けたバングーナガンデ佳史扶は、ワンタッチで右前方にいた松木にボールを送った。

 このプレーが効いた。距離を詰めていた鹿島の右サイドバック・濃野公人とボランチの知念慶を後手に回らせ、松木に時間と空間を提供したからだ。

 松木はゴール前をしっかり見て、この日、1トップを務めた仲川輝人の走り込む場所、ニアサイドへ左足でクロスを供給。相手守備陣よりも先に仲川がジャンプしてボールを頭でとらえ、ゴールを決めた。

 ゴールに向かう意思と意図がしっかり共有された結果、絶妙のコンビネーションが生まれた。67分には自陣でボールを拾った松木が絡みつく知念をワンハンドで制して力強くボールを運び、左サイドで構える遠藤渓太に展開。クロスに仲川が飛び込んで決定機を作り出す。ボールをミートできず、シュートはクロスバーを叩くことになったが、このシーンもFC東京の選手の意図が重なって生まれたものだった。

 対する鹿島は終盤はなかなか好機を作り出せず、FC東京の攻撃を粘り強い守備で跳ね返す機会が多くなった。試合終了間際には松木のパスを受けた原川力がニアをぶち抜くシュートを決め、試合はFC東京が2−0で勝利。3日の浦和戦に続く勝利で連勝を飾り、国立競技場での不敗記録を7にのばした(6勝1分け)。

▼出場メンバー
・FC東京◎GK野澤大志ブランドン、DF白井康介、土肥幹太、エンリケ・トレヴィザン、バングーナガンデ佳史扶、MF小泉慶、高宇洋(75分:原川力)、松木玖生(90+2分:ジャジャ・シルバ)、FW安斎颯馬(88分:徳元悠平)、仲川輝人(75分:ジャジャ・シルバ)、俵積田晃太(63分:遠藤渓太)

・鹿島◎GK早川友基、DF濃野公人、植田直通、関川郁万、安西幸輝、MF知念慶(80分:土居聖真)、佐野海舟(85分:ギリェルメ・パレジ)、チャヴリッチ(80分:ミロサヴリェヴィッチ)、樋口雄太(80分:松村優太)、仲間隼斗(61分:藤井智也)、FW鈴木優磨


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