明治安田生命J1リーグ第32節が12日に行われ、日産スタジアムでは横浜F・マリノスとセレッソ大阪が対戦。前半終了間際に2ゴールを奪ったリーグ2位の横浜FMがそのまま勝ち切り、逆転での連覇達成に向けて勝ち展開3を積み上げた。

上写真=前半終了間際にゴールを奪ったエウベルとヤン・マテウス(写真◎Getty Images)

■2023年11月12日 J1第32節(@日産スタ/観衆37,204人)
横浜FM 2−0 C大阪
得点:(横)ヤン・マテウス、エウベル

総力戦で勝利への執念を見せる

 逆転優勝に向けて前進する横浜FMは、ラスト3すべての試合に勝利するつもりで臨んでいた。ホームにC大阪を迎えた32節は序盤からピッチで積極性を示す。

 相手ゴールに迫りながらなかなかネットを揺らせなかったが、41分にヤン・マテウス、46分にエウベルがゴール。前半終了間際に畳み掛けて2点のリードを奪った。

 直近のリーグ戦での対戦は5試合は、横浜FMが1勝2分け2敗と負け越している。その1勝も2021年4月の試合であり、C大阪には分が悪い。しかし、この日は前半のうちに望み通りリードを奪うと、後半も優位にゲームを進めた。

 C大阪もよく走りボールを動かして同点を目指したが、ボールを奪うやスピードに乗って敵陣に攻め入る横浜FMの攻撃に最後まで苦しめられた。

 終盤、ACL出場中で過密日程を戦う横浜FMは角田涼太朗、渡辺皓太、エウベルが足をつるなど苦しい展開となった。だが、終盤には角田に代わってアタッカーの宮市亮が左サイドバックを務めるなど、チーム一丸となって戦い、そのまま2−0で勝ち切ってみせた。

 相性がよくない、どちらかと言えば『苦手』と言える相手とのタフマッチを制した。複数得点と無失点で勝ち点3を積み上げた横浜FMはラスト2試合、逆転連覇を信じて前進する。


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