上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう垣田裕暉(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「ずっと同じ相手に引き分けていることは許されない」
8月19日に行なわれるJ1リーグ第24節鳥栖戦は、垣田裕暉にとってはより進化した姿を見せたい一戦となるだろう。対戦相手の鳥栖は、垣田が昨季在籍した古巣だ。今年5月の対戦では2-2の引き分けに終わっただけに、今節は自身のゴールと、チームの勝利をつかみ取りたいところだ。
「やはり、鳥栖は選手全員が走り、戦って、ビルドアップに重きを置いているチーム。守備面では鳥栖のビルドアップに対して自分たちがどうボールを奪うかにフォーカスしていかなければいけないと思います。攻撃面ではどちらかというと、うちのほうがパワフルな部分はあると思うので、どうやってそのパワーを生かしていくか。鳥栖を相手にそういった強みを出していくことが必要なのではないでしょうか」
17日にオンライン取材に応じた垣田は、そのように次節鳥栖戦を見据える。チームは前節名古屋に屈し、上位陣に差を広げられただけに、今節鳥栖戦では是が非でも勝ち点3を手にしたいところ。そのためには、垣田の献身的な働きぶりも勝敗のカギを握るはずだ。
「鳥栖との試合は、去年も見ていたのでわかるのですが、3試合連続で引き分けでした。アントラーズはどのクラブも怖がるようなチームになっていかなければいけないので、そのようにずっと同じ相手に引き分けていることは許されない。勝負にこだわって、アントラーズというクラブが強いことを見せつける試合にしなければいけません」
鳥栖で成長し、鹿島に帰ってきた背番号「37」が、カシマスタジアムのピッチ上で自身の真価を示す。