11月4日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは10月29日のJ1第33節清水エスパルス戦でリーグ戦8試合ぶりの白星を手に入れた。岩政監督体制での公式戦3勝目を挙げ、11月5日のJ1第34節ガンバ大阪戦に向かう。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「僕らには今、目的があります」

 リーグ戦では8月14日の第25節福岡戦以来勝利を挙げられない状況が続いていたが、10月29日のJ1第33節清水戦で岩政大樹監督体制での公式戦3勝目を手にした。公式戦の成績を3勝5分け3敗(リーグ戦は2勝5分け2敗)とし、11月5日にホームのカシマスタジアムで行なわれるJ1最終節G大阪戦に臨む。

「(G大阪は)松田(浩)監督になってから、サッカースタイルが180度と言っていいくらい、ガラリと変わりました。なので、今年のこれまでの対戦成績や、試合内容というのは、ほとんど参考にならないと考えています。前節の清水戦もそうでしたが、(J1残留に向けて)相手は必死だと思います」

 岩政監督はそのようにG大阪の印象を言葉にする。今季の最終節を前に鹿島とG大阪の置かれた状況は異なるが、鹿島の指揮官は来季以降のタイトル獲得につなげるためにも、この試合の意義を次のように説く。

「優勝の可能性がないから、J1残留が懸かっていないから、という状況に関係なく、僕らには今、目的があります。(前節でJ1残留を争う清水に競り勝ったことは)その目的意識が強いなかでトレーニングやゲームを行えている証拠だと考えています。僕らが将来、(リーグの終盤戦で)タイトルが懸かったときには、残留争いをしていて勝たなければならない相手チームを打ち負かしていかなければいけませんから、それをもう1試合、実現させて、勝ち切って、そして自分たちの力を確かめながら来シーズンに向かえればと思っています」

 今季のラストマッチを輝かしい未来へのスタートとするために、岩政監督率いる鹿島がホームのカシマスタジアムで必勝を期す。


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