上写真=横浜FMは先制されて追いかける展開だったが、最後までゴールを割れず(写真◎AFC)
■2022年4月19日 ACLグループH第2節(トンニャット・スタジアム)
横浜FM 0-1 全北現代
得点者:(全)スタニスラフ・イルチェンコ
後半の猛攻も実らず
31分に先にゴールネットを揺らしたのは、全北現代の方だった。松原健がキム・ジンスの突破に対応するが、深く切り返されたところに足をかけてしまってPKを献上。スタニスラフ・イルチェンコのキックはGK高丘陽平が読んで触ったが、ボールの勢いが勝ってゴールに飛び込んだ。
結果的にこれが決勝点となって、横浜FMが0-1で日本勢初の黒星。ただこれも、妥当な結果かもしれない。横浜FMは、全北がそれほどボールにアタックしてこなかったこともあって、ミドルゾーンまでは余裕を持って運ぶことができた。しかし、そこからパスのズレが目立って、前半のビッグチャンスは42分ぐらい。右からの水沼宏太のクロスを西村拓真がヘッドで折り返し、至近距離から岩田智輝が狙ったがGKイ・ボムスのスーパーセーブに阻まれ、こぼれ球をエウベルが狙ったが、これも相手にブロックされてしまう。
後半には左サイドバックに小池裕太を投入してサイドアタックが活性化。さらにはマルコス・ジュニオール、渡辺皓太、樺山諒乃介を62分に一気に投入して、相手ゴールに迫っていった。66分には右からのマルコス・ジュニオールのクロスに樺山が飛び込み、70分にも右サイドをワンツーで破った小池龍のクロスに樺山がヘッドで狙った。72分にはマルコス・ジュニオールが中央から狙い、その直後に角田涼太朗の縦パスを受けた小池裕がきれいにターンして左足でシュート。79分には小池裕の左CKを角田がヘッドで合わせ、81分にはマルコス・ジュニオールが左サイドのニアゾーン深くまで入り込んだ。
それでも、ゴールは割れなかった。試合前日にはケヴィン・マスカット監督も「自分たちのサッカーをする」と強調していたが、実現できず。全北現代に初白星を献上して首位の座も明け渡した。
【Next Game】
4月22日(木)23時 シドニーFC vs 横浜FM DAZN独占配信