上写真=Jリーグは12日に新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインを公開した(写真◎J.LEAGUE)
8月までビジター席はなし
この日、公開した新型コロナウイルス感染症の対応ガイドラインによると、Jリーグは観客あり(制限付きの観戦)のフェーズを、7月10日から予定される「超厳戒態勢時」(強い制限)と8月1日以降に予定している「厳戒態勢時」(緩和された制限)に分け、段階的な観客動員を目指す。
超厳戒態勢時は、以下の通りの制限が設けられている。
1.周囲との間隔:イスの中心から半径1m以上の間隔あける
2.観客の上限は、5,000人または会場収容人数の50%で少ない方とする
3.席割はクラブにて決定する
4.ビジター席の設置はしない
5.チケット販売は、1試合毎で、販売期間は1週間程度。シーズンシート(SS)のみ 、ファンクラブ(FC)のみ、一般発売有無についてはクラブにて決定する
厳戒態勢時は、次の通りだ。
1.周囲との間隔:1席程度あける
2.観客の上限は、会場収容人数の50%(席種単位)とする
3.席割はクラブにて決定する
4.ビジター席は設置する(確保すべき収容人数基準を検討中)
5.チケット販売は、1試合毎で、販売期間は1週間程度。一般発売は有りとする
いずれも今後の感染状況により変更となる可能性があり、クラブは上記の開催条件について、あらかじめ自治体の了解を得る必要がある。また、立ち見席や芝生席は、上記ルールに準じることを条件に設置可としている。
応援方法や食事・飲料、場外イベントの開催、スタジアム内のゾーン分けや会場運営、来場者(ファン・サポーター)へのお願いなどなど、細かな事項が記載されたガイドラインを公式HPで公開している。
J1のシーズンチケット購入者は平均で8000人あまり。数字上、「超厳戒態勢時」の収容5000人以内という条件では、観戦できないファン・サポーターが数多く生まれる。チケットの一般発売はクラブの判断によるが、早くとも制限か緩和される8月1日以降と想定されている。