中国5県の高校新人戦上位校で争われる中国高校新人大会は、3月17日に最終日となる3日目が行なわれた。岡山学芸館高(岡山)と瀬戸内高(広島)が対戦した決勝は、瀬戸内が先制するも、岡山学芸館が得点力を発揮して3得点で逆転。瀬戸内も1点差まで詰め寄ったものの、3-2で逃げ切った岡山学芸館が6年ぶりの優勝を果たした。

上写真=岡山学芸館高(水色)と瀬戸内(赤)が激突した決勝。岡山学芸館がMF万代大和(左)の得点などで勝利を収めた(写真◎石倉利英)

2018年大会以来の優勝

 中国5県の新人戦上位16校(広島は4校、他県は各3校)が参加する中国新人大会は、3月15日に1回戦、16日に2回戦と準決勝を消化。17日は広島市のBalcom BMW 広島総合グランドで決勝と3位決定戦が行なわれた。
 
 岡山学芸館と瀬戸内の決勝は、瀬戸内が開始から1分もたたないうちに、相手の連係ミスを突いたFW伊藤翔輝が決めて均衡を破る。だが岡山学芸館は24分(35分ハーフ)、CKからDF近藤綾真がヘッドで決めて同点とすると、28分にはゴール前のこぼれ球をFW太田修次郎がヘッドで押し込み、2-1と逆転して前半を終えた。
 
 岡山学芸館は45分にも、MF万代大和が左サイドからドリブルとパス交換で鮮やかに敵陣を切り裂き、3点目を決めてリードを広げる。瀬戸内も56分にFW伊藤がこの試合2点目を決めて追いすがったものの、その後は岡山学芸館の守備陣が粘り強く対応。1点差で逃げ切り、2018年大会以来6年ぶりとなる優勝を果たした。

 決勝に先立って行なわれた3位決定戦では、米子北高(鳥取)と玉野光南高(岡山)が対戦。13分のMF山﨑涼の先制点などで前半だけで3-0とした米子北が、そのまま3-0で勝って3位となった。

[3日目の結果]
●決勝
・岡山学芸館高(岡山) 3-2 瀬戸内高(広島)

●3位決定戦
・米子北高(鳥取) 3-0 玉野光南高(岡山)

取材・写真◎石倉利英


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