上写真=アジアサッカー連盟がACLの日程変更を発表(写真◎J.LEAGUE)
開幕2週間前に日程変更
現在、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況にある中国では、スポーツイベントが中止・延期され、28日の上海上港とブリーラム・ユナイテッドによるACLプレーオフ(上海)も無観客試合で開催されていた。そして29日、アジアサッカー連盟はACLグループステージ第1節(2月11、12日)から第3節(3月3、4日)まで、中国クラブのホームゲームとして予定されていた試合を同一対戦相手とのアウェーゲームと入れ替えると発表した。
今季のACLには中国から広州恒大、上海申花、北京国安、上海上港の4クラブが出場。Jリーグから出場する3クラブの中国でのアウェーゲームは、グループFのFC東京は上海申花と第4節、グループGの神戸は広州恒大と第4節、グループHの横浜FMは上海上港と第3節に予定されており、今回の発表を受け、横浜FMの第3節が日本開催に変更となった。なお、アジアサッカー連盟は第4節以降についても、「注意深く状況を見守った上で決定する」としている。この問題について、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は28日のプレーオフ終了後に「最も大切なのは人々の健康と安全。それを最優先に考えるべき」と語っていた。
またアジアサッカー連盟は同日、ACLグループステージ第3節までイラン国内でホームゲームを開催しないことも決定。これは今月上旬にアメリカ軍がイランのソレイマニ司令官を殺害したことを発端に、中東情勢が緊迫していることを受けた措置。イランからはエステグラル、ペルセポリス、セパハン、シャハル・ホドロの4クラブが出場しており、Jリーグ勢とは対戦しない西地区に属している。