上写真=昨年負傷した右膝にテーピングを施し、前半のみのプレーとなった金子は力強いボール奪取など安定した働き。憧れの大会で優勝を狙う(写真◎石倉利英)
「何で俺がケガするんだろう」
9月7日午後の予選リーグ第1戦、早稲田大学荒友キッカーズBと対戦したAdriano FCは前半の決勝点で1-0の勝利。先発してハーフタイムに交代で退いたキャプテンの金子は「チームは初戦でちょっと硬かったですが、昨年の予選リーグは一つも勝てなかったので、まず勝てたのはチームの成長だと思います。自分のプレーも硬くなり過ぎず、冷静な判断ができていた」と静かに振り返った。
盛岡中央高(岩手)から拓殖大に進んだ当初は、東京都リーグ1部に所属する社会人のクラブチームに所属していた。試合にも出場していたが「学生だけでやる方が、学生だからこその楽しさがあると思って」同好会でプレーすることに。憧れていたサッカーマガジン杯に出場するため、仲間と一緒にAdriano FCを立ち上げて昨年の大会に初出場した。
ところが、予選リーグ第1戦の後半残り3分に右膝を負傷。前十字靭帯断裂の重傷で、わずか1試合で大会が終わってしまった。
仲間のプレーを見ることしかできなかった1年前は「マガ杯のために全力を尽くして、いろいろやってきたのに、何で俺がケガするんだろうと、悔しさや、いろいろな気持ちがあった」という。その後に手術を行ない、2カ月前に戦列に復帰して、1年後のマガ杯で勝利の喜びを味わった。
「解放感があって、最高の環境でサッカーができています。試合をしていると、めっちゃ気分が良いんですよね」という菅平のピッチ。4年生となり、ラストチャンスとなるマガ杯で「昨年は初出場で、硬さもあって優勝できませんでしたが、2回目なので絶対に優勝しなければいけない」と意気込んでいる。
取材・写真◎石倉利英


