現地時間7月19日に行なわれた北中米ワールドカップ(W杯)の決勝で、スペインとアルゼンチンが対戦した。2010年大会以来4大会ぶり2回目の優勝を目指すスペインと、前回大会に続く連覇&4回目の世界一を狙うアルゼンチンの頂上決戦は、スペインがボール支配率で圧倒して優勢に進めたが、アルゼンチンが堅い守備で対抗。後半終了間際に退場者を出したアルゼンチンに対し、もつれ込んだ延長でもスペインが優勢に進め、延長後半に先制点を奪い、4大会ぶり2回目の優勝を果たした。

上写真=延長後半開始直後、ついにゴールをこじ開けたトーレス! スペインが粘るアルゼンチンを振り切って頂点に立った(写真◎Getty Images)

■2026年7月19日 北中米ワールドカップ決勝(ニューヨーク/ニュージャージー)
スペイン 1-0(延長)アルゼンチン
得点=(ス)トーレス

スコアレスで延長へ

 立ち上がりからスペインがボール支配率で上回り、サイドチェンジを交えながら攻略ルートを探る。5分にはオルモとのパス交換でエリア内右サイドに侵入したヤマルが左足で狙うが、リサンドロ・マルティネスが足に当て、GKのE・マルティネスがキャッチした。

 その後もスペインが敵陣で試合を進めるものの、なかなかシュートまで持ち込めず、アルゼンチンも時折ボールを奪って攻め込もうとするが、良い形を作れない。スペインは粘り強くパスをつなぎながらチャンスをうかがい、39分に中央でのパス交換からオヤルサバルが久しぶりのシュートを放つが、E・マルティネスがキャッチ。41分には攻め上がったククレジャがミドルシュートで狙うも、ゴール右に外れた。

 この直後、アルゼンチンにアクシデントが起こる。リサンドロ・マルティネスが足を痛めたような仕草で座り込み、プレー続行不可能に。オタメンディとの交代を余儀なくされ、前半のうちに交代枠を使うことになった。

 スコアレスで迎えた後半も、開始直後にバエナがシュートを放つなどスペインが敵陣で試合を進めていく。アルゼンチンはシュートを打てないが守りは崩れず、67分にヤマルのクロスをトーレスがヘッドで狙ったシュートもE・マルティネスがキャッチした。

 終盤はスペインがゴール前にくぎ付けにするが、アルゼンチンもゴール前を固めて懸命に対抗。後半アディショナルタイムの90+3分にはカウンターからウィリアムズがシュートを放ったが、E・マルティネスが防いだ。

 この直後、アルゼンチンはクバルシに寄せたエルナンデスが警告を受け、この日2回目の警告で退場処分に。スペインは90+8分にFKをヤマルが直接狙うが、これもE・マルティネスがセーブし、スコアレスのまま延長にもつれ込んだ。

 延長は1人少ないアルゼンチンが、それまで以上に守りを固め、スペインが何とかこじ開けようとする。しかし、93分に右からのクロスにウィリアムズがヘッドで合わせたシュートは、またもE・マルティネスがセーブ。96分にゴール前の混戦からこぼれ球をウィリアムズが蹴り込み、ついに先制かと思われたが、直前のプレーでメリーノにファウルがあったとして認められなかった。103分には左からのクロスにメリーノがヘッドで合わせるも、右に外れて決まらない。

 だが延長後半開始直後の106分、ついにスペインが先制点を奪う。ポロが右からファーサイドに送ったクロスを、ウィリアムズが相手と競り合いながらヘッドで折り返し、トーレスが左足のダイレクトで蹴り込んでネットを揺らした。

 その後はアルゼンチンも攻めに出るが、スペインが1点を守り切って勝利。初優勝した2010年南アフリカ大会以来、4大会ぶり2回目の世界一に輝いた。


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