上写真=どちらも譲らず延長に突入する接戦となったオーストラリアとエジプト。勝負の行方はPK戦にもつれ込み、エジプトが勝ち上がった(写真◎Getty Images)
■2026年7月3日 北中米ワールドカップ・ラウンド32(ダラス)
オーストラリア 1-1(PK2-4) エジプト
得点=(オ)オウンゴール
(エ)アシュール
オウンゴールで同点に
立ち上がりの5分、オーストラリアはエリア外中央でパスを受けたボルパトが左足でミドルシュートを放つが、クロスバーをかすめて上に外れる。ピンチをしのいだエジプトは13分に先制点を奪った。FKがはね返された後のこぼれ球を拾って右からクロスを送ると、ファーサイドでフリーとなっていたアシュールがヘッドで決めた。
そのままエジプトの1点リードで前半を終えたが、後半開始直後にエジプトが追加点のチャンスを迎える。キックオフのボールを下げて前線へロングキック、収めたジーコが左サイドのスペースへつなぐと、走り込んだマルムシュがシュート。わずか10秒でつかんだビッグチャンスだったが、わずかに右に外れて決まらなかった。
次の1点を奪ったのはオーストラリア。左サイドで得たFKを中央へ送ると、ヘッドで合わせようとした選手たちの頭上を抜けたボールがエジプトのハニーの頭に当たり、ゴール方向に飛んでオウンゴールとなった。
その後は一進一退の攻防が続き、終盤はエジプトが優勢に進めた。しかし後半アディショナルタイムの90+3分、右からのクロスをラビアがヘッドで合わせた決定機は、オーストラリアGKビーチがファインセーブで防ぐ。90+5分にエリア内からH・ハッサンが放った右足シュートもDFサウターがブロックし、どちらも譲らず1-1で延長に突入した。
どちらも疲れの色が濃くなった延長は、エジプトが何度か良い形を作ったものの、オーストラリアもぎりぎりのところでしのぎ、延長後半終了間際の119分にはPK戦に備えてGKをビーチからライアンに交代。結局そのまま1-1で決着がつかず、勝ち抜きの行方はPK戦にもつれ込んだ。
PK戦は先攻のオーストラリアが、1人目のサウターと4人目のへリントンが外して失敗。エジプトは4人全員が決め、初めての決勝トーナメント進出でベスト16に勝ち上がった。オーストラリアの敗退でアジア勢はすべて姿を消すことになった。
