FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第3節が行われ、グループBのアトレティコ・マドリード(スペイン)とボタフォゴ(ブラジル)が対戦した。3点差の勝利でラウンド16進出を決めたいアトレティコだったが、ボタフォゴの堅い守備に苦しみ、ゴールはグリーズマンの1点のみに終わり、試合に勝ったものの、グループ3位で敗退が決定。一方のボタフォゴは2位でラウンド16進出が決まった。

上写真=ボタフォゴの堅い守備をなかなか崩せなかったアトレティコ。敗退が決まった(写真◎Getty Images)

■2025年6月23日 GS3節・B組(@ローズボウル)
アトレティコ 1−0 ボタフォゴ
得点:(ア)アントワーヌ・グリーズマン

堅い守備を見せて南米王者がR16進出

 グループBの3位につけるアトレティコはこの一戦に3点差で勝たなければ、グループステージ敗退という難しい状況だった。序盤からゴールを目指し、積極的な姿勢を見せるが、南米王者ボタフォゴの堅い守備を崩せず、時計の針が進んでいく。

 後半開始からグリーズマンを投入し、スコアを動かしにかかったアトレティコだったが、依然としてゴールは遠いまま。対するボタフォゴもカウンターからイゴール・ジェズスが惜しい場面を生み出すなど、ボールを握られる中でも攻撃に転じるシーンを生み出し、一進一退の展開が続いた。

 互いにネットを揺らすことができず、このまま引き分けで終わるかと思われた試合終了間際、ついにゴールが生まれる。87分、フリアン・アルバレスの左クロスにグリーズマンが合わせてアトレティコが先制。均衡を破った。

 しかし、時すでに遅し。さらにゴールを重ねることはできず、試合終了。アトレティコは試合に勝利して、勝ち点6でボタフォゴにも、他会場でシアトルに勝利したパリ・サンジェルマンにも並んだものの、得失点差で及ばず、グループステージ敗退が決まった。

 一方のボタフォゴは3失点差以内の敗退であればグループステージ突破という条件をしっかり理解し、リスク管理を徹底する戦いを披露。ミッションをきっちりコンプリートし、2位でラウンド16進出を決めた。


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