第38回サッカーマガジンカップ全国レディース大会2025
大会1日目レポート

2025-05-03

サッカーマガジン編集部 @ soccermagazine

日本で最も歴史があり、かつ最も多くの女子サッカー選手が集う大会の一つである第38回サッカーマガジンカップ・全国レディース大会が、今年も長野県上田市の菅平高原で開幕した。全国から24チーム、約400名の女子サッカープレーヤーが集結し、頂点を目指して3日間の熱い試合を戦い抜く。

上写真＝38回目のサッカーマガジンカップ・全国レディース大会が開幕。全国から参加した24チームの頂点を目指した熱戦が、まだ肌寒い菅平高原を熱くする

ラグビーの聖地として知られる長野県上田市の菅平高原は、毎年ゴールデンウィークの３日間、女子サッカーの聖地と化す。

1988年、実に日本女子サッカーリーグ創立（1989年）の前年に、女子サッカーの普及・発展を目的に立ち上がったこの大会は今年で38回目を迎えている。

前日の雨模様とは打って変わり晴天に恵まれた大会1日目は、午前中、各チームの代表者が集まって組分け抽選を行ない、いよいよ午後から3チームずつ8グループに分かれた予選リーグが開幕。グループ内総当たりで全チームが２試合を終えた。

大会参加チームには参加賞として花王株式会社から日焼け止め「ビオレUVアスリズム」のプロテクトエッセンスとプロテクトミストが贈られ、標高1200メートル以上に位置する菅平高原の強い日差しからアスリートの肌を守る味方となった。

画像: 参加全チームに花王株式会社の日焼け止め「ビオレUVアスリズムプロテクトエッセンス」（写真・左）と「ビオレUVアスリズムプロテクトミスト」（写真・右）が贈られた — 参加全チームに花王株式会社の日焼け止め「ビオレUVアスリズムプロテクトエッセンス」（写真・左）と「ビオレUVアスリズムプロテクトミスト」（写真・右）が贈られた

画像: 午前中の代表者会議で組分け抽選を行ない3チームごとの8組に分かれて予選リーグを戦った — 午前中の代表者会議で組分け抽選を行ない3チームごとの8組に分かれて予選リーグを戦った

昨年大会の王者・ふたば未来学園高校は初戦を10−0、2戦目を6−0と危なげなく勝利し明日からの決勝トーナメントに駒を進めた。昨年準優勝の松商学園高校、昨年4位の松本国際高校の松本市2つの高校チームも順当に2連勝で決勝トーナメントに進出。また昨年不参加ながら一昨年に大会を制した河内SCジュベニールも、2試合で23得点・0失点と圧倒的な強さを見せている。

目を引いたのが、群馬県伊勢崎市を拠点とするエストレーラFC境メニーナだ。今大会初出場ながら予選2試合で30得点と大暴れ。チームを率いる水本監督も「この大会にいつか出たいと以前から思っていました。選手たちは初めての相手ばかりの中でやや戸惑い気味ですが『出るからには優勝を目指すぞ』と伝えています」と語る。大会の上位常連チームが順当に決勝トーナメントに進む中、台風の目となりそうな予感だ。予選リーグの全結果と2日目の各トーナメントの組み合わせは以下のとおり。

明日の大会2日目は予選リーグ上位16チームの決勝トーナメントと下位8チームの交流戦トーナメントが行われ、決勝トーナメントではベスト4が出揃う。