上写真=逆転ゴールが決まって喜ぶ青山と柏。広島は逆転勝ちでグループステージを無敗で終えた(写真◎石倉利英)
■2024年12月5日 ACL2グループステージ第6節(@Eピース〈広島サッカースタジアム〉):観衆9,694人)
広島 4-1 東方
得点:(広)青山敏弘、ゴンサロ・パシエンシア、中島洋太朗、ピエロス・ソティリウ
(東)ウー・ユーシー
「本当に感動的な試合」
立ち上がりの10分、広島は東方MFウー・ユーシーにエリア内でドリブル突破を許し、先制点を決められた。その後は攻めあぐねる時間が続いたものの、36分にエリア外からMF志知孝明がミドルシュート、GKがはじいたこぼれ球を青山が左足で蹴り込み、1-1とする。
53分にはMF越道が右サイドを突破してセンタリング、FWゴンサロ・パシエンシアがヘッドで決めて逆転。57分にはDF松本大弥のセンタリングをMF中島洋太朗が決め、リードを2点に広げた。
その後もチャンスを量産した広島は73分、FWピエロス・ソティリウが決めて4点目。シュート28本の猛攻で得点を重ね、グループステージを5勝1分けの無敗で終えた。
広島は青山と、今季限りでの契約満了が発表されているMF柏好文が先発出場し、広島で行なわれる公式戦ラストマッチを勝利で締めくくった。青山は試合後に「本当に感動的な試合になりました。ぶっ倒れるまでやる、それができたので幸せでした」とコメント。有終の美を飾ったゴールを「みんなに取らせてもらって、みんなに祝福してもらって、出来過ぎじゃないかな。自分でもびっくりします」と振り返った。
12月8日にガンバ大阪とアウェーで対戦するJ1最終節は、正真正銘の現役ラストマッチであると同時に、逆転優勝を目指して戦う一戦となる。「ラスト1試合、本当の意味で自分がやってきた集大成。みんなとつないできたものを、最後に出したい」と語った背番号6は、「もちろん優勝して終わりたい」と強い決意を口にした。
取材・写真◎石倉利英
▼出場メンバー(広島のみ)
・GK大迫敬介、DF志知孝明、MF松本大弥、青山敏弘(84分:塩谷司)、マルコス・ジュニオール、柏好文、越道草太(68分:茶島雄介)、細谷航平、中島洋太朗(74分:川辺駿)、FW満田誠(74分:トルガイ・アルスラン)、ゴンサロ・パシエンシア(68分:ピエロス・ソティリウ)