UEFA EURO2024の準々決勝が現地6日に行なわれ、ベルリンではオランダとトルコが対戦した。前半にトルコが先制し、その後はスコアが動かなかったが、終盤にオランダが同点とすると、たたみかけて逆転に成功。終盤のピンチをしのぎ、イングランドと対戦する準決勝に駒を進めた。

上写真=オランダは70分、デフライがヘディングシュートを決めて同点。さらに1点を加えて逆転し、準決勝に勝ち上がった(写真◎Getty Images)

■2024年7月6日 準々決勝(@ベルリン)
 オランダ 2-1 トルコ
 得点:(オ)ステファン・デフライ、オウンゴール
    (ト)サメト・アカイドゥン

ガクポの得点はオウンゴールに訂正

 前半は両チームがカウンターからチャンスをうかがう展開。どちらもエリア外からのミドルシュートでゴールを狙うものの、枠を外れて決定機を作ることができない。
 
 均衡が破れたのは35分、トルコのCKのチャンスから。はね返されたボールを拾ったMFアルダ・ギュレルのセンタリングを、DFサメト・アカイドゥンがヘッドで決めてリードを奪った。
 
 後半はオランダがボールを支配して攻め込む時間が長くなる。トルコはラウンド16のオーストリア戦で2得点を挙げて勝利に貢献したDFメリフ・デミラルが、試合後のパフォーマンスが政治的だったとして2試合の出場停止を受けて不在。それでも粘り強く守り、逆にセットプレーのチャンスを得て追加点を狙う。
 
 だがオランダは70分、CKを短くつないでからFWメンフィス・デパイがセンタリング。中央でフリーとなっていたDFステファン・デフライがヘッドで決めて同点とした。
 
 勢いに乗るオランダは76分、敵陣の高い位置でボールを奪い返して右サイドに展開。DFデンゼル・ダンフリースのセンタリングがファーサイドまで流れ、走り込んできたFWコーディ・ガクポがDFの背後から右足を伸ばすと、そのままゴールイン。いったんはガクポの得点と発表されたが、オウンゴールに訂正された。
 
 トルコは82分、先制点を決めたアカイドゥンが接触プレーで負傷して交代を余儀なくされるアクシデント。それでも懸命の反撃を見せるが、85分に左からのセンタリングをDFゼキ・チェルクが右足で狙ったシュートは、オランダDFミッキー・ファンデフェンにブロックされた。

 なおもトルコは攻め込むが、オランダが守り切って逆転勝利。これでベスト4が出そろい、準決勝はスペインとフランス、オランダとイングランドの顔合わせとなった。


This article is a sponsored article by
''.