ドイツで開催されているUEFA EURO2024。現地6月29日から決勝トーナメントが始まり、ラウンド16ではまずスイスとイタリアが激突した。序盤からスイスのペースで進み、37分に先制すると、後半開始直後の46分に追加点。危なげなく試合を運んでベスト8一番乗りを果たした。

上写真=スイスの先制点は37分、フロイラーがきれいに蹴り込んだ(写真◎Getty Images)

■2024年6月29日 ラウンド16(@ベルリン)
 スイス 2-0 イタリア
 得点:(ス)レモ・フロイラー、ルベン・バルガス

イタリアは有効に攻められず…

 連覇を狙うイタリアが、大会から姿を消すことになった。スイスが余裕を持って前回王者を上回ってみせた。

 最初のビッグチャンスはスイスにやってきた。23分、FWブレール・エンボロがGKと1対1になるが、右足で放ったシュートはGKジャンルイジ・ドンナルンマがきっちりセーブ。

 だが、次のチャンスではきっちりとゴールを奪ってみせた。37分、FWルベン・バルガスの左からの低い斜めのセンタリングに、走り込んできたMFレモ・フロイラーがワントラップから左足で蹴り込んでゴール左を割り、先制に成功した。

 スイスにとっては、後半開始早々に奪った電光石火の追加点が大きかった。左サイドで細かくつないでバルガスがペナルティーエリア左に進入すると、逆サイドを狙ったシュートがきれいに吸い込まれた。いきなりの2点目で、スイスがさらに試合を優位に運ぶことになった。

 そうなると、イタリアが攻撃に集中しそうなものだが、ボールを保持しながらも有効な攻撃をぶつけることができない。74分にFWジャンルカ・スカマッカが放ったシュートも、左ポストに阻まれる不運に見舞われた。

 このまま時間だけが過ぎていき、タイムアップ。スイスがベスト8一番乗りを果たした。


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