上写真=R・マリンがPKで先制点を決めてルーマニアが追いつく。ルーマニアは引き分けながら、決勝トーナメントへの首位通過が決まった(写真◎Getty Images)
■2024年6月26日 グループステージ3節・E組(@フランクフルト)
スロバキア 1−1 ルーマニア
得点:(ス)ドゥダ
(ル)R・マリン
先制したのはスロバキア
決勝トーナメント進出への意欲を前面に出す両チームは、強引にでも相手ゴールへと迫ろうとする。11分には、ルーマニアの右サイドバック、ラティウが逆サイドに現れ、ゴール左45度からシュート。これはスロバキアGKドゥブラフカに防がれた。22分には、スロバキアのハラスリンが相手ゴール前に鋭いFKを送る。これには誰も触れることはできず、ファーサイドのポストわずか右へとそれていった。
試合が動いたのは24分のことだった。スロバキアが左から右へと大きく展開し、クツカがゴール前へボールを送ると、ドゥダが頭で合わせて先制点を奪った。だがルーマニアも下を向くことなくチャンスをうかがい、34分にはボックス右から仕掛けたハジがファウルを誘発。VARの結果、ボックス内でのファウルと判定され、得られたPKをR・マリンが決めて試合を振り出しに戻した。
後半に入っても、互いに勝利を目指して前へとボールを動かし続ける。61分にはルーマニアが連続シュートでスロバキアゴールを脅かす。64分にはストレレツがゴール隅を狙ってシュートを放つが、ルーマニアGKニツァが左足を伸ばしてはじき返した。
その後も両チームとも次々とカードを切ってゴールを狙うが、スコアは動かず。1-1の引き分けに終わり、グループ全4チームが勝ち点4で並ぶという大接戦の末、ルーマニアが首位、スロバキアは3位ながらもグループ突破が決まった。