アルゼンチンが激闘を制した。現地時間12月3日に行なわれたカタール・ワールドカップのラウンド16で、アルゼンチンとオーストラリアが対戦。前半にリオネル・メッシが先制点を決めたアルゼンチンが後半にも加点、体を張った守りで反撃を1点に抑え、オランダと対戦する準々決勝に駒を進めた。
上写真=35分、アルゼンチンはメッシが左足で先制点を決める(写真◎Getty Images)
■2022年12月3日 カタールW杯 ラウンド16(アフメド・ビン・アリー)
アルゼンチン 2-1 オーストラリア
得点者:(ア)リオネル・メッシ、フリアン・アルバレス
(オ)オウンゴール
メッシの見事な一撃!
アルゼンチンが絶対の決め手を持つ強みを生かした。オーストラリアとベスト8を争った一戦。序盤から相手の強固な防壁を前に攻めあぐねたが、35分に一瞬のスキを突いて先制点を奪う。決めたのは誰あろう、リオネル・メッシだ。ボックス内でこぼれ球に鋭く反応。相手DFの股間を抜くシュートで鮮やかにネットを揺らした。
後半に折り返すと、57分に加点。ロドリゴ・デ・パウルの猛烈なプレスが相手GKのミスを誘い、最後はフリアン・アルバレスが無人のゴールへ蹴り込んだ。勝負あったかと思われたが、オーストラリアが次々と交代のカードを切って猛反撃。77分にゴール前左で放ったクレイグ・グッドウィンのシュートがオウンゴールを誘って1点を返す。
その後は一進一退の攻防が展開されたが、5バックに切り替えたアルゼンチンが粘り強く守って何とか逃げ切り、2大会ぶりのベスト8に駒を進めた。現地時間9日の準々決勝ではオランダと対戦する。