現地時間12月2日、カタール・ワールドカップのグループステージG組第3節でセルビアとスイスが対戦した。前半に2点ずつを奪い合う激しい展開となった試合は、48分に決勝点を奪ったスイスが3-2で勝利を収めてグループステージ突破を決めている。

上写真=後半の立ち上がりにフロイラー(8番)が3点目を決めたスイスが逆転勝ちでグループステージ突破を決めた(写真◎Getty Images)

■2022年12月2日 カタールW杯G組(スタジアム974)
セルビア 2-3 スイス
得点者=(セ)アレクサンダル・ミトロビッチ、ドゥシャン・ブラホビッチ
    (ス)ジェルダン・シャキリ、ブレール・エンボロ、レモ・フロイラー

ピクシー率いるセルビアは敗退

 すでに15チームの決勝トーナメント進出が決まっており、ブラジルと対戦するカメルーンを含めて「最後の1枠」を争うG組の最終節。1勝1敗で勝ち点3のスイスは勝てば自力でのグループステージ突破が決まり、引き分けでも他会場の結果次第で決勝トーナメント行きの切符をつかむ可能性を残している。一方、1分け1敗で勝ち点1のセルビアが突破するには、勝利を収めた上で、他会場の結果を待たなければならない状況で、この一戦に臨んだ。

 試合は前半から激しく動いた。20分にジェルダン・シャキリのゴールでスイスが先制しながらも、26分にアレクサンダル・ミトロビッチ、35分にドゥシャン・ブラホビッチがネットを揺らしてセルビアが逆転に成功。しかし、敗れればグループステージ敗退が決まるスイスが反撃に出ると、44分にブレール・エンボロがゴールを陥れ、前半を2-2で折り返した。

 そして、後半立ち上がりの48分にもスイスがゴール。右サイドからシャキリが送ったクロスをルベン・バルガスがワンタッチで巧みに落とすと、反応したレモ・フロイラーが左足で蹴り込んだ。その後はセルビアの反撃を持ち味の堅守でしのぎ切って3-2の逆転勝利を収め、3大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。ドラガン・ストイコビッチ監督率いるセルビアの逆転突破はならなかった。


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