タレント集団のベルギーが虚しく散った。現地時間12月1日、カタール・ワールドカップのグループステージF組で、クロアチアとベルギーが対戦。別会場でモロッコがリードしている状況で進んだ一戦は、0-0で迎えた後半、ベルギーが次々と攻撃の駒を投入して猛攻に転じたが、決定機を逃し続け、無念の敗退。無失点に抑えたクロアチアが2位で勝ち上がった。
上写真=ベルギーは後半、ルカクが何度も決定機を迎えたが生かせず、グループステージ敗退となった(写真◎GettyImages)
■2022年12月1日 カタールW杯F組(アフメド・ビン・アリー)
クロアチア0-0 ベルギー
巨砲ルカクも不発…
強豪ベルギーが早々と大会から姿を消した。ベスト16へ駒を進めるには勝つしかなかった第3戦。先発を大幅に入れ替え、絶対エースのケビン・デ・ブルイネを軸にクロアチアのゴールへ何度も迫った。後半に入ると、万全の状態ではない巨砲ロメル・ルカクまで投入。その後も次々と攻め駒をピッチに送り込み、総攻撃へ転じる。
ところが、頼みのルカクが大ブレーキ。フリーで放ったシュートが右ポストをたたいたのをはじめ、決定機をことごとく逃してしまう。また、最終盤に交代出場した主将のエデン・アザールも見せ場をつくれず、無念の敗退となった。
一方、粘り強く守って勝ち点1を手にしたクロアチアは、モロッコに次ぐ2位を確保。したたかに16強入りを果たした。