カタール・ワールドカップは11月30日、グループDではオーストラリアがデンマークから1-0で逃げ切り、4大会ぶり2度目の決勝トーナメント進出を決めた。前半から押し込まれる展開になったが、数少ないチャンスを生かした。0-0で迎えた60分、マシュー・レッキーがドリブルで持ち上がり、決勝ゴールを挙げた。敗れたデンマークは勝ち点1で終え、2大会連続の16強入りはならなかった。

上写真=オーストラリアが2006年以来の決勝トーナメント進出を手に入れた!(写真◎Getty Images)

■2022年11月30日 カタールW杯D組(アルジャノブ)
オーストラリア 1-0 デンマーク
得点者:(オ)マシュー・レッキー

献身的なレッキーが値千金のゴール

 下馬評は決して高くなかったオーストラリアを16強に導いたのは、経験豊富な31歳のドリブラーだった。3大会連続出場のマシュー・レッキーが大仕事をこなす。

 前半から守る時間帯が続いたものの、前線の選手たちも足を止めなかった。前からプレスをかけたかと思えば、自陣に必死に戻って、守備にも奔走。そして、カウンターになると、力を振り絞ってスプリントした。

 0-0の60分、スペースでパスを受けたレッキーはドリブルで運ぶと、最後は得意の切り返しで相手をかわし、左足で値千金の今大会初ゴールを挙げた。チームは最終ラインを統率したハリー・ソウターらを中心に虎の子の1点を守り切り、16年ぶりの決勝トーナメントへ駒を進めた。

 一方、1点が遠かったFIFAランク10位のデンマークは、まさかのグループステージ敗退。3試合で1得点の決定力不足が最後まで響いた。


This article is a sponsored article by
''.