11月28日、カタール・ワールドカップのグループGではカメルーンが後半に2点差を追いつき、セルビアと3-3で引き分けた。1点リードで迎えた前半アディショナルタイムに2失点。後半開始8分にも1ゴールを許して苦しい展開になったが、63分から2点を奪い返した。セルビアは2点のリードを守り切れず、手痛いドローとなった。
上写真=ともに初戦で敗れただけに勝ちたかったが、ドロー。カメルーンは何とか追いついた(写真◎Getty Images)
■2022年11月28日 カタールW杯G組(アル・ジャノブ)
カメルーン 3-3 セルビア
得点者:(カ)ジャン=シャルル・カステレト、バンサン・アブバカル、エリック・マキシム・シュポ=モティング
(セ)ストラヒニャ・パブロビッチ、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、アレクサンダル・ミトロビッチ
ともに突破の可能性残す
『不屈のライオン』の異名を持つカメルーンが底力を発揮した。
CKから先制点こそ奪ったものの、前半終了間際に立て続けに失点。53分にも守備を崩されてゴールを奪われ、スコアは1-3となる。試合の流れはセルビアに傾いていたが、2点のビハインドから本領を発揮。73分にバンサン・アブバカルのループシュートで1点差に迫ると、そのわずか3分後にはエリック・マキシム・シュポ=モティングの同点ゴールを挙げ、試合を振り出しに戻した。価値ある勝ち点1を挙げ、決勝トーナメント進出の望みをつなげた。
一方、日本の名古屋グランパスで選手、監督として活躍したドラガン・ストイコビッチ監督が率いるセルビアにとっては痛恨のドロー。4点目を奪うチャンスがあったものの、決定機を生かし切れなかった。