56年ぶりの優勝を狙うイングランドが圧勝で好スタートを切った。11月21日に行なわれたカタール・ワールドカップ、グループステージB組初戦でイランと対戦。ジュード・ベリンガムの先制点で勢いに乗ると、5点を加点するゴールラッシュを披露して6-2で白星を収めた。

上写真=前半にベリンガムのゴールで先制したイングランドが快勝した(写真◎Getty Images)

■2022年11月21日 カタールW杯B組(ハリーファ)
イングランド 6-2 イラン
得点者:(イン)ジュード・ベリンガム、ブカヨ・サカ2、ラヒーム・スターリング、マーカス・ラッシュフォード、ジャック・グリーリッシュ
(イラ)メフディ・タレミ2

5バックのイランは耐えられず

 19歳の若武者の先制点がイングランド攻撃陣の導火線に火をつけた。

 5バックを採用し、守備に重心を置いたイランに対し、イングランドが序盤からボールを保持する展開となった。8分にはイランGKアリレザ・ベイランバンドが負傷するアクシデントに見舞われ、約8分間の中断。中断明けもイングランドが押し込み続けるが、なかなかシュートまで持ち込む場面を作り出せない。

 しかし、35分、ルーク・ショーのクロスをジュード・ベリンガムがヘディングで合わせて先制に成功。ついにイランゴールをこじ開けると、43分にCKの流れからブカヨ・サカ、アディショナルタイムにハリー・ケインのクロスからラヒーム・スターリングがゴールを陥れ、前半だけで3点のリードに成功した。

 ハーフタイムに選手を3人交代して反撃に出たいイランに対し、後半も主導権を握るのはイングランド。62分にはサカが自身2点目を奪い、リードを4点差に広げた。65分にメフディ・タレミに決められてイランに1点を返されたが、71分にマーカス・ラッシュフォードが5点目、90分にジャック・グリーリッシュが6点目を記録。アディショナルタイムにイランにPKで1点を与えるも、イングランドが6-2の大勝を収めて好スタートを切った。


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