上写真=カズは劣勢の中で何とか得点機をつかもうとしたが無得点。しまねが最終節を勝利で飾った(写真◎石倉利英)
■2022年11月20日 JFL第30節(@松江市営陸上競技場:観衆:3,644人)
FC神楽しまね 3-0 鈴鹿ポイントゲッターズ
得点者=(神)下村尚文、谷尾昂也、山本蓮
鈴鹿は9位でシーズンを終了
チケット売り場に早くから長蛇の列ができ、試合が始まってからも観客が次々と入場するなど大きな注目を集めた一戦は、立ち上がりから神楽しまねが主導権を握る。11分にCKからDF下村が決めて先制すると、15分には中央でパスを受けたFW谷尾が左足で蹴り込み、連続ゴールで2点をリードした。
2トップの一角で先発したカズは守備に追われる時間が長く、なかなか良い形を作れない。パスを受けても素早い寄せでつぶされるなど見せ場を作れず、シュートゼロで前半を終え、ハーフタイムで交代となった。
試合は後半、鈴鹿がゴールに迫る場面もあったが、神楽しまねは69分にMF山本が3点目を奪うと、そのまま最後まで崩れることなく、3-0で完封勝利。クラブのホームゲーム史上最多の観客が見守る中で、4試合ぶりの勝利でシーズンを締めくくった。
カズは自身初挑戦のJFLで18試合出場・2得点。最後の3試合で3連敗、9位に終わったシーズンを振り返って「4位以内に入って昇格するという目標を最初に掲げていた。ライセンスがなくなった(J3クラブライセンスを申請できなかった)中でも順位は重要だったと思うので、結果を出せなかったことは非常に悔しい」と語った。一方で「僕自身はチームメイトと知り合えて、ここまでみんなと力を合わせてやってきたことは、非常に満足している」ともコメント。「また新たな戦いができて、いい経験をさせてもらった」と振り返った。
現地取材・写真◎石倉利英