参加48チーム、総勢1132名の選手・マネージャーが菅平高原サニアパークのメイングラウンドに一堂に会し開会式が行われた（写真：サッカーマガジン ）
マガ杯を知らない主役たちの思い
サッカーマガジンカップは1982年に第１回が開催された歴史ある大会。通称“マガ杯”は今年で節目となる40回大会を迎えた。近年は大学の準体育会、同好会、サークルの「日本一」を決める大会と位置付けられており、2019年は中央大学体同連フースバルクラブAが頂点に立っている。しかし2020年、2021年大会と2年連続で、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止を余儀なくされていた。
3年ぶりの開催ということは、今年のチームの中心となっている3年生は入学してからこのかた、マガ杯を経験していないことになる。先輩たちからいくらマガ杯の思い出話を聞かされていても、肌身で実感はしていない。だからこそ「今年こそマガ杯に出たい」という思いは過去の先輩たちに比べても一際大きかったはずだ。
その思いを素直に表してくれたのが、開会式における、中央大学体同連フースバルクラブAの山口輝キャプテンの選手宣誓だった。
「僕たち3年生は今年が初めてのマガジンカップです。やっと大会に参加することができます。そして1年生も2年生も初めてということで慣れないことが多いと思いますが、今まで先輩たちが繋いできた伝統を後輩たちに繋いでいけるよう、素晴らしい大会にしていきましょう。どのチームももちろん優勝を目指すと思いますが、参加した全員が、大会を終わった時に『良い思い出になった』と言える大会になるよう、全員で盛り上げていきましょう。フェアプレーの精神を持って、大会が開催されることに感謝し、全力で戦うことを誓います」
思いを噛み締めるように自らの言葉で選手宣誓をした中央大学体同連フースバルクラブAの山口輝キャプテン（写真：サッカーマガジン ）
サプライズゲストとして元アテネオリンピック日本代表で現在はサッカー系YouTuberとしても活躍する那須大亮氏が登場し選手にエールを贈った（写真：サッカーマガジン ）
午後からは各チームがさっそく予選リーグの初戦を戦った。
予選グループは全48チームが4チームずつ、AからLまでの12グループに分かれて総当たりで戦う。明日9月10日に予選リーグ残り２試合を終え、その結果を踏まえて11日からは順位決定トーナメントに移り、最終日の13日に1位から48位までが決定する。
大会1日目を終えた予選リーグの結果は以下のとおり。
【今大会参加全チーム】
青理A青理B
FC NINDO A
FC NINDO B
法政大学東小金井蹴球部
Vermule A
Vermule B
CANTTAMMA
キッカーズFC
ダンディーズ
上智大学FC.eagle
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