北中米カリブ予選は最終節まで目の離せない状況だ。残り1試合を残してカナダが36年ぶりのワールドカップ出場を決めたが、残り2枠を争う3チーム、アメリカ、メキシコ、コスタリカがそれぞれ勝利を収めたため、決定は最終節(14節)に持ち越されることになった。

上写真=二つのPKとゴールでハットトリックを達成したアメリカ代表のクリスチャン・プリシッチ(写真◎Getty Images)

最終節は4位コスタリカ対2位アメリカ

 北中米カリブ海予選は、ホームでジャマイカを下し、勝ち点を28まで伸ばしたカナダが最終節を待たずに3位以内を確定させ、36年ぶりのワールドカップ出場を決めた。一方で、残り2枠の出場権争いは最終節まで続くことになった。

 13節でアメリカはホームでパナマに5-1と圧勝。勝ち点25として2位をキープした。得失点差も「13」まで伸ばし、優位な立場のまま最終節に向かう。3位のメキシコは70分にOGで手にした1点を守り、アウェーながらホンジュラスに競り勝った。結果、アメリカと並ぶ勝ち点25とし、得失点差は「7」で最後の試合に臨むことになった。

 12節にカナダに今予選初黒星をつけた4位のコスタリカは今節、アウェーでエルサルバドルと対戦。アンソニー・コントレラスが先制した直後に同点に追いつかれる厳しい展開も、前半終了間際にジョエル・キャンベルの得点で勝ち越し、そのまま逃げ切って予選3連勝。勝ち点を22とし、得失点差「3」で最後の一戦に望みをつないだ。

 13節終了時点の順位は以下の通り。

・1位:◎カナダ(勝ち点28/得失点差17)
・2位:アメリカ(勝ち点25/得失点差13)
・3位:メキシコ(勝ち点25/得失点差7)
・4位:コスタリカ(勝ち点22/得失点差3)

 最終節のカードは、メキシコはホームで6位エルサルバドルと対戦。勝てばカタール行きが決定する。そしてアメリカはアウェーでコスタリカと直接対決。仮に敗れても得失点差で優位な状況にあり、大量失点しない限りW杯出場が決まる。予選終盤にきて調子をあげているコスタリカが奇跡を起こすか。それともアメリカ、メキシコがそのまま逃げ切るかーー。

 最終節は日本時間31日、午前10時5分にキックオフされる。


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