上写真=初戦のイラン戦に臨んだインド代表の先発メンバー(写真◎AFC)
試合記録もカウントされず
AFCは23日、AFC女子アジアカップ2022のグループステージ第2戦、台湾対インドについて、新型コロナウイルス感染症の影響によりインド女子代表が試合開催に必要な13人をエントリーすることができないため、試合を中止すると発表した。
インドは初戦でイランと0-0で引き分けていたが、規定により、大会開始後に辞退が決まったチームは、すべての試合がキャンセルされる。また、試合で獲得したポイントやゴールもグループのランキングにはカウントされない。26日の第3節インド対中国も中止。インドはホスト国ながら『記録』を残すこともできず大会を去ることになった。
AFCは公式HPで「大会期間中に各チーム、および参加国の協会とオープンなコミュニケーションを維持し、すべての懸念や問い合わせにタイムリーに対処する」と説明。さらに「AFCメディカルチームは引き続き地域組織委員会およびAIFFと緊密に連携し、チーム、役員、および利害関係者の健康と福祉を優先する」とし、「感染した選手には適切な医療が提供されており、AFCは彼らが完全かつ迅速に回復することを望んでいる」との声明を発表した。
なでしこジャパンでは岩渕真奈がインド到着後に陽性反応が確認され、7日間の隔離を余儀なくされた。24日の検査で陰性となれば、翌日にはチームに合流できる見込みだが、世界的な感染拡大が大会に大きな影響を及ぼすことになった。
なお、AFCはその他の日程については予定通り進めていくとしている。