日本サッカー協会(JFA)は10日、創立100周年を迎え、千葉県内で式典を開催した。参加者に抗原定性検査を実施するなど感染対策を行なう中で、サッカーのレジェンドや関係者、265名が出席した。

上写真=式典で挨拶する三浦知良(写真◎JFA)

平和だからこそ、健康だからこそ

 日本サッカーの力強い歩みを振り返り、次の100年に思いを馳せる式典だった。日本サッカー協会は9月10日、創立100周年を迎えた。

 1921年9月、大日本蹴球協会が設立され、今村次吉が初代会長に就任。同年11月に天皇杯の前身となるア式蹴球全国優勝競技会が開催され、日本サッカーの歴史は本格的にスタートした。

 式典では、日本サッカーが、どのように発展してきたかをVTRや関係者の言葉で紹介。多くの人々の情熱と尽力によって、100年という歴史が積み重ねられてきたことを改めて知る機会となった。

 挨拶に立った田嶋幸三会長はコロナ禍で迎えることになった創立100周年について、そして日本サッカーについての思いを語った。

「多くの方に支えられて今の日本サッカーがあるということを私たちは忘れてはなりません大日本蹴球協会として出発した日本サッカー協会、その設立の数年の数年前、1917年、1918年は世界中でスペイン風邪が猛威を振るっていました。100年後の現在、コロナが猛威を振るっています。まさに100年に一度の疫病かもしれません。いつ終わるか分からない負の連鎖の中で、大きなダメージを受けてきました。それでもサッカーの火を消してはならない」

「平和であるからこそサッカー、スポーツができるということ。健康であるからこそサッカーができるということを改めて感じました。私たちはそのことを改めて感じたと思います」

「改めて人と人が触れ合うことの大切さを知り、ある意味でサッカーの価値、スポーツの価値が高まったと思います」

 100周年記念事業として考えていたさまざまな取り組みが制限され、中止となる中でも『学び』があったとし、次の100年に向けて日本サッカー協会として力強く歩んでいくと誓った。


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