福井県で開催されているインターハイ(全国高校総体)女子の準決勝が8月21日に行なわれ、藤枝順心高と神村学園高が勝ち抜いた。22日の決勝では藤枝順心が5年ぶり2回目、神村学園が初優勝を目指す。
上写真=神村学園は2-0で勝ち、初優勝が懸かる決勝進出を決めた(写真◎石倉利英)
藤枝順心は冬夏連続タイトルに王手
インターハイ女子は男子と同じく福井県で開催されており、各地区の予選を勝ち抜いた16チームによって8月18日から争われている。21日には準決勝が行なわれ、日東シンコースタジアム丸岡サッカー場では、帝京長岡高(新潟)と藤枝順心高(静岡)が対戦。9分(35分ハーフ)にMF久保田真生が先制点を決めると、そのまま1-0で勝ち、初戦から3試合連続となる1-0勝利で決勝進出を決めた。
三国運動公園陸上競技場では、神村学園高(鹿児島)と作陽高(岡山)が激突した。立ち上がりから一進一退の攻防が続いたものの、神村学園は29分に相手ゴール前で巧みにパスをつなぐと、最後はMF愛川陽菜が右足で蹴り込んで先制。後半に入って52分にはカウンターからMF黒岩沙羽が決め、2-0で勝利を収めている。
決勝は22日11時30分から、日東シンコースタジアム丸岡サッカー場で行なわれる。藤枝順心は2016年以来5年ぶり2回目の優勝と、今年1月の全日本高校女子選手権に続く冬夏連続のタイトル獲得を狙う。一方の神村学園は初優勝と、2005年の全日本高校女子選手権以来の全国タイトルを目指す。