2月20日のFUJI XEROX SUPER CUP 2021 「NEXT GENERATION MATCH」で高校サッカー選抜が川崎フロンターレU-18と対戦。1-2で敗れたものの、高校選手権でも活躍した安斎颯馬(青森山田)が1ゴールと気を吐いた。

上写真=安斎颯馬(10)を中心にチャンスを作った高校サッカー選抜。デンソーカップで大学生に挑戦する(写真◎小山真司)

■FUJI XEROX SUPER CUP 2021 「NEXT GENERATION MATCH」
川崎フロンターレU-18 2-1 日本高校サッカー選抜
得点:(川)田中幹大、大関友翔
   (日)安斎颯馬
※40分ハーフ

〈川崎F U-18〉
GK青山海、DF高畠捷、高井幸大、浅岡飛夢、松長根悠仁、MF田中慶汰、田鎖勇作、田中幹大、入江流星(67分、五木田季晋)、FW大関友翔(67分、秋葉拡人)、五十嵐太陽

〈日本高校選抜〉
GK熊倉匠(山梨学院)、DF内田陽介(青森山田)、一瀬大寿(山梨学院)、井上太聖(堀越)、小澤亮太(昌平)→41分、木内拓海(市立船橋)、MF川上航立(帝京長岡)→72分、永吉飛翔(神村学園)、宇野禅斗(青森山田)、新井爽太(山梨学院)→41分、野田武瑠(山梨学院)、吉田陣平(佐賀東)→41分、青木俊輔(東福岡)、FW崎山友太(米子北)→41分、福田師王(神村学園)、安斎颯馬(青森山田)

「格上との試合なのでチャレンジャー精神で」

 高校サッカー選抜が0-1のビハインドで迎えた後半、そのキックオフの直後に同点ゴールを蹴り込んでみせたのは安斎颯馬(青森山田)だ。相手に猛然とプレスを掛けて奪ってすぐさま左足で蹴り込んでみせた。全国高校選手権の準決勝、決勝に続いて、埼玉スタジアムでは「3戦連発」となった。前半の反省をすぐさま生かした意味は大きい。

「ゴールシーンは、それまでセンターバックを自由にさせすぎていたし、1点をリードされていたので、前からプレスをかけて、シュートはうまく流し込めました。埼玉スタジアムという素晴らしい舞台で、3試合連続で取れたのは素晴らしいことだと思います」

画像: 後半キックオフ直後の41分(40分ハーフ)、相手から強奪した安斎颯馬が左足でねじ込んだ

後半キックオフ直後の41分(40分ハーフ)、相手から強奪した安斎颯馬が左足でねじ込んだ

画像: 「格上との試合なのでチャレンジャー精神で」

 選抜チームだからどうしても練度は高くはなかったのだが、反省と手応えの両方を得ることができた。

「前半、フロンターレがボールを回してくるのは予想していたんですけど、予想を上回るうまさでした。ハイプレスが目標だったけれどはまらなくて、逆にはがされて折り返すことになりました。ハーフタイムでサッカーを変えて、立ち上がりに点を取れて、そこまではよかったです。その後に不用意に失点して引いてしまって相手がチャンスを作るようになってしまいました。良かったのは、自分たちが保持できたところ。ただ、横パスだけでは相手が動かないので、背後に抜け出したり縦に進入して崩さないといけないですね。チームが集まってまだ4日目なので、選手間のコミュニケーションがこのチームの課題だと思います」

 今回の高校選抜は3月3日からの「第35回デンソーカップチャレンジサッカー 熊⾕⼤会」に参加することになっている。大学生を相手にどこまで戦えるかが楽しみだ。

「(グループステージで)関西選抜と関東選抜Aと戦うのですが、格上との試合なのでチャレンジャー精神で臨んで、高体連でも戦える姿を見せたいです」

 安斎も楽しみにしているが、あの守護神との「共闘」も原動力になっているようだ。FC東京U-15深川でチームメートで、先日の選手権では決勝で対戦した山梨学院高のGK熊倉匠。

「3年前に同じチームで、この前は敵として戦ったばかりで、今度はまた同じチームでできるということで、クマは一番信頼していますし、敵として戦ったからこそ、お互いのすごさを理解しています。2人が高校選抜の核となって、今日は勝利をつかめなかったけれど、今度は中心としてやっていきたいと思います」

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