上写真=キルギス戦にも出場した植田(写真◎サッカーマガジン)
「結果が一番。負けてもいい試合はない」
カタール・ワールドカップ・アジア2次予選の前半戦を4戦全勝で終えた日本代表。11月14日のキルギス戦も、2-0と手堅く勝利を収めている。
そして、迎えるキリンチャレンジカップ2019・ベネズエラ戦。DF進藤亮佑(札幌)、荒木隼人(広島)、MF古橋亨梧(神戸)、FWオナイウ阿道(大分)という4選手が初選出された。
「ご飯の席とかもまだ新しい選手と一緒になっていなくて、全然話せていないし、なかなかコミュニケーションを取れていない。まだまだ僕を分かってくれていないと思うし、僕も分かっていない部分が多い」
試合前日の練習後、DF植田直通はそのように現状を話した。キルギス戦を終え、日本で合流してからわずか3日。ピッチ内外において、まだ意思疎通を図れていない部分も多いという。
「(初選出の4人は)まだおとなしい感じはあると思う。僕自身もそうだけれど、せっかくこの舞台に来たのだから、思いっきりプレーしてほしい。すべてを出し切るようなパフォーマンスができるように、僕も力になりたいと思うし、そういう手助けをできればと思います」
日本代表に定着している植田は「ここまで来るのに長かった」と、初選出時から現在までを振り返る。それだけに、「一つひとつの時間を無駄にはしてほしくないし、こういうのがすごく大事な経験にもなってくる」と、今回の初選出メンバーが今後も代表に生き残っていくために、自らの思いを話す。
「誰がキャプテンかということではなく、僕が(試合に)出ることがあれば、チームを引っ張っていきたい。まずは結果が一番。負けてもいい試合はないと思っているので」
リーダーとしても名乗りを上げる植田は、新たなメンバーとともにベネズエラ戦の勝利を目指す。