『キリンチャレンジカップ2019』パラグアイ戦(9月5日19時20分カシマスタジアム)および『2022FIFAワールドカップカタール・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選』ミャンマー戦(9月10日ミャンマー)を戦う日本代表は、茨城県鹿嶋市内で合宿2日目のトレーニングを行なった。初日から参加している13選手に加え、柴崎岳(デポルティボ=スペイン)や久保建英(マジョルカ=スペイン)らも合流した。

上写真=日本代表の合宿2日目。中島、久保、植田、原口らも参加した(写真◎サッカーマガジン)

「どの試合も全力でやりたい」

 日本代表のトレーニング合宿2日目は、海外組の9選手が合流した。その中には、この夏にアルドゥハイル(カタール)からポルト(ポルトガル)に移籍した中島翔哉の姿もあった。

 中島は6月のコパ・アメリカ以来となる日本代表での試合に臨む。9月5日に対戦するパラグアイについて、「南米のチームは、どこも力があると思います」と、その実力を警戒しつつ、「(今回の日本代表は)コパ・アメリカのときはまた違ったメンバー。そのときにいた選手もいるけれど、また違う選手もいるので、(メンバー構成に応じて)ベストなプレーを出していければいいし、チームの勝利に貢献できるようにやっていければ」と意気込む。

 また、キリンチャレンジカップ・パラグアイ戦の後には、2022年のカタール・ワールドカップに向けたアジア予選が始まるが、「(ワールドカップ・アジア2次)予選もすごく大事ですけれど、明後日の試合(9月5日のキリンチャレンジカップ)もすごく大事。それらを区別することは、自分の中では決してない。どの試合も全力でやりたい」と、日の丸を背負って戦う試合の重みを語る。

 コパ・アメリカ後にポルト加入が決まり2カ月ほどしか経過していないものの、「ポルトで成長しているところを出せれば」と、再びプレーするポルトガルの地で、さらなる進化を遂げた姿を見せる。名門クラブで背番号10を託され、期待を一身に背負いながら戦い続けることによる自身の成長を実感しているのだろう。今季はまだ公式戦2試合の出場にとどまっているが、「練習はちゃんとやれているので問題ないです」と、コンディションについて問題ないことを強調する。

「(ポルトでは)みんなすごく良い人ばかり。やりやすいようにプレーさせてもらっているし、とても楽しい。(これからも)どんどん成長できるんじゃないかなと思っています。いろいろな面がサッカーにはあるので、(成長できているところは)これ一つということではないけれど、よりサッカーを楽しむために、いろいろな部分を伸ばしていきたい」と明かす中島の表情からは、新天地での充実ぶりがうかがえる。

 南米の雄を相手に、カシマスタジアムのピッチでサムライブルーの攻撃をけん引する中島のプレーに注目が集まる。

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サッカーマガジン 2019年10月号


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