上写真=プレミアリーグのニューカッスルでプレーする武藤嘉紀。アジアカップのメンバーに追加招集された(写真◎Getty Images)
森保ジャパンでは未招集
来年1月にUAEで行なわれるアジアカップの日本代表メンバーに、武藤嘉紀が追加招集されることになった。今月12日にすでに23人のメンバーが発表されていたが、武藤の所属するニューカッスル(イングランド)が公式HPやツイッターで「日本代表に招集された」旨を報告。日本協会も即日、リリースするに至った。
18日に開催されたJリーグアウォーズに出席した森保一監督も報道陣に問いかけに答え、「浅野拓磨が内転筋をケガしたので、武藤の招集を協会にお願いした」と語っている。浅野のスピードに期待を寄せていると話していた指揮官は、同じくFWでスピードがあり、前線でもサイドでもプレーできるアタッカーに白羽の矢を立てた。
武藤はロシアW杯以降に発足した森保ジャパンでは未招集だが、指揮官は「これまで日本代表を引っ張ってきた経験豊富な選手たちに力を借りたい気持ちも持ってます」とメンバー発表会見で語り、「ロシアW杯に出場した選手を一度は呼びたい」ともこれまでの取材時には答えていた。武藤の動向をつぶさに追って来た中で、『その時が来た』ということだろう。
日本代表は年末に国内合宿を行ない、年明け早々に決戦の地、UAEに飛び立つ。初戦は1月9日のトルクメニスタン戦。時間が限られるものの、チームとして戦うために「合わせる」時間は十分にある。
写真◎Getty images