日本代表MF川村拓夢が地元での一戦を経て、メンバー生き残りへの意気込みを語った。いつもホームとして使用しているエディオンピースウイング広島で行なわれた初の代表戦で、後半途中から交代出場。今後始まる最終予選でもメンバーに選出され、ピッチに立ちたい思いが高まったという。

上写真=73分から出場した川村。地元のスタジアムでの一戦とあって、出場時には大歓声(写真◎毛受亮介)

■2024年6月11日 北中米W杯・アジア2次予選(観衆26,650人/@Eピース)
日本 5-0 シリア
得点:(日)上田綺世、堂安律、オウンゴール、相馬勇紀、南野拓実

「僕の所属している場所でもあるので」

 待ちに待った瞬間は73分に訪れた。いつもは広島の背番号8でプレーしている川村が名前を呼ばれ、サムライブルーの背番号7でピッチに入ると、スタンドからはそれまでにも増して大きな歓声が沸き起こった。

 出場に備えてウォーミングアップエリアからベンチに戻った時点で、すでにスタンドはざわめいていたが、「名前が呼ばれたときの歓声は、すごく鳥肌が立ちました。たくさんの方が見に来てくれた中で、プレーできてよかった」と振り返る。海外クラブ所属選手をしのぐ歓声だったのでは、との問いには「僕の所属している場所でもあるので、そのぐらいは当然じゃないですけど、うれしいです」と笑った。

「入るときに、どんどん前に行けとアドバイスをもらった。ミャンマー戦とは違う形になった中で、ディフェンスがすごく引いていたので、もっとシュートなどにいけたら、と思う。そこは次の課題」と指摘。パスだけでなく、スペースへのランニングなど精力的な動きを見せたが、出場直後に4-0となり、無理をせずパスを回す時間帯もあったことで、自らシュートを打つ場面はなかった。

 地元で2次予選最後の試合を終え、「今日の試合も見てもらったら分かると思うんですけど、やっぱり3バックの方が、攻撃面でチームとして手応えを感じている。最終予選でどうなるかですが、すごく今日は良いゲームになった」と納得の表情。国際Aマッチ3試合目の出場を経て「あらためて最終予選(のメンバー)に残りたいと思いましたし、日々のトレーニングからやっていきたい。今日の経験を得て、またしっかり頑張りたい」と決意を新たにしていた。


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