日本代表は21日、ドーハで練習を行った。この日は開始時間の午前11時になっても選手がピッチに訪れず。その理由は30分以上のミーティングを実施したからだった。

上写真=21日の練習は30分遅れでスタート。25人が参加した(写真◎佐藤景)

選手も意見を出し合った(伊東)

 冒頭15分のみ公開された21日の練習は、現地11時開始の予定だったが、異例の30分遅れでスタート。室内でミーティングを行ってから選手がピッチに出てきた。遠藤航はその内容を説明した。

「基本はイラク戦の振り返り。今日に関して言えば、今まではそこまで意見が出なかったというか、コーチ陣が話していることに対して、聞いてそれでミーティングが終わるみたいな感じでした。でも今日はどちらかと言うと、ディスカッションというか、自分も含めて選手もいろいろな話をしながらミーティングをしていたので、その分、ちょっと長くなったという感じです」

 伊東純也は「選手個人の意見も出しました。(右サイドの距離感についての質問に対して)ディフェンスラインをコンパクトにというのは話がありましたし、そういう部分でコンパクトになればコンビネーションも生まれる。セカンド(ボール)も拾えるし、二重、三重の攻撃ができるかなと思います」と、全体をコンパクトに保つことを確認したと明かした。

 グループステージ第2戦のイラク戦に1−2で敗れた日本は、中4日で第3戦のインドネシア戦に臨む。FIFAランキングで言えば、日本が17位にあるのに対し、インドネシアは146位と大きな差がある。ただ、今大会はいくつものアップセットが起こっており、実際、インドネシアは日本が苦戦したベトナムに1−0で勝利を飾っている。

 本来なら日本は大幅にインドネシア戦に大幅にメンバーを変更して臨むことができた。しかしイラクに敗れたことで、主軸を起用せざるを得ない状況となった。その1人である南野拓実は、ピッチ上で練習前に行った円陣に加わったが、その後の全体練習には参加せず。広報担当者の説明によれば、室内でトレーニングを行ったという。とくにケガなどしたわけではなく、コンディション調整がその理由だが、状態が気になるところだ。

取材◎佐藤景


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