日本サッカー協会(JFA)は8日、記者会見を開き、北中米・ワールドカップ2次予選に臨む26人のメンバーを発表した。森保一監督は「いよいよ厳しい戦いが始まる。身の引き締まる思い」と語り、「2試合で勝ち点6を目指す」と意気込んだ。

上写真=メンバー発表会見に臨んだ森保一監督(写真◎サッカーマガジン)

2試合で勝ち点6を!

 10月シリーズからは、足首を手術した板倉滉、ケガをしている旗手怜央、中村敬斗、さらに橋岡大樹らが外れた。代わってコンディション不良で前回の活動で招集外となっていた鎌田大地、堂安律が復帰。相馬勇紀も6月以来、招集されることになった。

 今回、試合で登録可能な23人を超える26人を招集しているが、その理由について森保監督は「ケガやアクシデントのリスクを考えた」と説明。ヨーロッパのクラブでプレーする選手の中には12日日曜日に試合がある選手も多いが、現時点では21日のシリア戦が開催される中立地のサウジアラビアでチームに合流する選手はおらず、ミャンマー戦が開催される大阪に集まるという。その分、移動距離も多くなるが、コンディションを考慮する一方で「厳しい戦いを経験してこそさらに成長できる」という考えも指揮官は持つ。過去のチームも厳しい環境を乗り越えてきたとし、今回も「ベストメンバー」で予選に臨むと強調した。

 前回予選において大量得点ゲームが続出したことで、日本が圧倒的に有利だと見る向きもあるが、森保監督は「過去の予選では2敗したケースもある」と話し、気を引き締める。「ミャンマー代表には世界大会を経験した選手がおり、ドイツ人監督が来てチームの組織力がついている」と指摘。シリア代表についても「いい守備からカウンターを仕掛けてくる。試合巧者だと感じるし、クーベル監督が選手により高い要求をしてチーム力が上がっている印象がある」とした。

 ただ、だからと言ってポイントを失うことは一切考えてはいない。目指すのは「2試合で勝ち点6」。北中米ワールドカップに向けた長い旅のスタートを、連勝で飾るつもりだ。

11月シリーズ 日本代表・招集メンバー
▼GK
大迫敬介(広島)
前川黛也(神戸)
鈴木彩艶(シント=トロイデンVV=BEL)
▼DF
谷口彰悟(アルラーヤン=QAT)
中山雄太(ハダーズフィールド=ENG)
町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ=BEL)
毎熊晟矢(セレッソ大阪)
冨安健洋(アーセナル=ENG)
伊藤洋輝(シュツットガルト=GER)
菅原由勢(AZ=NED)
▼MF/FW
遠藤 航(リバプール=ENG)
伊東純也(スタッド・ランス=FRA)
浅野拓磨(ボーフム=GER)
南野拓実(モナコ=FRA)
古橋亨梧(セルティック=SCO)
守田英正(スポルティング=POR)
川辺 駿(スタンダール・リエージュ=BEL)
鎌田大地(ラツィオ=ITA)
相馬勇紀(カーザピア=POR)
三笘 薫(ブライトン=ENG)
前田大然(セルティック=SCO)
堂安 律(フライブルク=GER)
伊藤敦樹(浦和レッズ)
上田綺世(フェイエノールト=NED)
田中 碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ=GER)
久保建英(レアル・ソシエダ=ESP)
*メンバーは11月4日現在

▼スタッフ
監督  森保 一
コーチ 名波 浩
コーチ 齊藤俊秀
コーチ 前田遼一
フィジカルコーチ 松本良一
GKコーチ 下田 祟
テクニカルスタッフ 寺門大輔
テクニカルスタッフ 中下征樹
テクニカルスタッフ 若林大智

W杯2026アジア2次予選兼AFCアジアカップ・サウジアラビア2027予選

▼2023年11月16日(19時キックオフ)
日本代表 vs ミャンマー代表
・会場:パナソニックスタジアム吹田

▼2023年11月21日(17時45分キックオフ)
日本代表 vs シリア代表
・会場:プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル


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