上写真=キャプテンとしてA代表を引っ張った大迫(写真◎JMPA兼村竜介)
CKからのヘッドで先制点を導く
急きょ決まったU-24日本代表との対戦。オーバーエイジで加わったDF吉田麻也と、DF冨安健洋のA代表CBコンビとマッチアップする可能性について、前日のオンライン会見では「練習のときも対峙することがない。不思議な感覚はありますけど、個人としては楽しみ。面白そうだと思う」と語っていた。
だが蓋を開けてみれば、吉田、DF酒井宏樹、MF遠藤航のオーバーエイジ3人は控えスタート。遠藤は78分から途中出場したものの、吉田と酒井、冨安は出場せず、試合後は「正直、残念な気持ちの方が強いです。せっかくならオーバーエイジも出てほしかった。(残念な気持ちが)試合前から大きかった」と心境を明かした。
それでも「キャプテンをさせてもらったので、その気持ちは抑えつつプレーしようと思った」という。開始2分には右CKをヘッドで合わせ、流れたところをMF橋本拳人が合わせて先制点。いきなりのゴールにつながったアシストを「結構フリーでヘディングできた。橋本が良いところに詰めてくれたと思います」と振り返った。
その後もMF南野拓実、MF鎌田大地、MF原口元気が並んだ2列目との連係で多くのチャンスを作った。「最終予選はもっと強い相手、もっと激しく来る相手が増えてくると思う。その中でしっかりと自分たちのプレーをすることが重要」と指摘しつつ、前半だけで退いた3人に「元気にしろ、拓実にしろ、大地にしろ、前半はすごく動いてくれて、助かった」と感謝した。
自身は62分に交代で退いて無得点に終わったが、チームは3-0で快勝。対照的にU-24日本代表の今後に不安が残る結果となったが、大迫は「オーバーエイジが入れば、全く違うチームになると思う」とコメント。2分と51分、前後半の立ち上がりに失点したことについても「試合の入りどころと、締めどころをオーバーエイジの3人がしっかりやってくれると思う。全く問題ないんじゃないか」と3人の働きに期待を寄せた。