上写真=トレーニングで笑顔を見せる鎌田(写真◎JFA)
「1トップは想像がつかない」
昨年11月のW杯アジア2次予選・キルギス戦以来となる代表活動に合流した鎌田は「新しい選手、初めて会う選手もいましたけど、基本的にはみんな知っているメンバーなのでスムーズに入れた」と話した。
昨季は所属するフランクフルトでレギュラーに定着し、リーグ戦28試合に出場して2ゴールを記録。「思ったより去年は点を取れなかったけど、プレー内容はある程度評価できると思っている。目に見える結果以外の部分は悪くなかった」。クラブからの評価も高く、9月には2023年までの契約延長に合意した。
今季もトップ下として開幕から全試合に出場しており、3日のホッフェンハイム戦で初得点をマーク。代表では得点力を期待されてFW起用も予想されるが、本人は「ストライカーみたいに得点を取れるタイプではないと思う」と謙遜し、「クラブではトップ下ですけど守備は前から後ろまで追わないとダメだし、僕のイメージはほぼボランチというイメージでやっている。1トップはあまり想像がつかない」と率直な思いを語った。
ただ、岡崎慎司(ウエスカ=スペイン)が負傷のため不参加となり、大迫勇也(ブレーメン=ドイツ)はチーム事情で9日のカメルーン戦終了後にチームを離脱する。13日のコートジボワール戦に残るFWは鈴木武蔵(ベールスホット=ベルギー)の1人となるため、森保ジャパンで1トップも経験済みの鎌田にかかる期待は大きい。
今回の遠征で背番号9を託された鎌田は「フランクフルトでの役割と代表で求められることは違うと思うし、代表で要求されることをしっかりやらないといけない。去年ブンデスリーガで1年間プレーできたので全体的に成長できていると思う。プレーでしっかり見せていきたい」と、成長した姿を見せることを誓った。