ドイツで開催されているUEFA EURO2024。6月22日のグループF第2節ではジョージアとチェコが対戦した。どちらも初戦で敗れていて、今大会初勝利を目指しての一戦に。大会初出場のジョージアがPKで先制したものの、チェコに追いつかれて、歴史的初勝利はならなかった。

上写真=先制ゴールを喜ぶジョージアの選手たち。あと少しで歴史的勝利だったが…(写真◎Getty Images)

■2024年6月22日 グループステージ2節・F組(@ハンブルク)
 ジョージア 1-1 チェコ
 得点:(ジ)ジョルジュ・ミカウタゼ
    (チ)パトリク・シック

最後のビッグチャンスも…

 前半、どちらにもチャンスがありながら0-0のまま進んだのは、両チームのGK、ジョージアのギオルギ・ママルダシュビリとチェコのインジフ・スタニェクの好セーブがあったから。チェコはFWアダム・フロジェクが23分にゴールを割ったものの、ハンドの反則があったとして認められない不運もあった。

 このまま0-0で折り返すと思われた45+1分、ジョージアが右からFKをゴール前に送ると混戦でハンドがあったとして、主審のオンフィールドレビューの結果、PKが与えられた。これをFWジョルジュ・ミカウタゼがゴール右に確実に決めて、ジョージアが待望の先制点を手にした。

 初出場のジョージアにとっては、歴史的初勝利のチャンス。しかし、耐えることができたのは59分までだった。

 チェコは右からのCKをニアでMFオンドジェイ・リングルがヘディングシュート、左ポストに弾かれたものの、そのボールがFWパトリク・シックの胸に当たってそのままゴールに転がり込んだ。これで1-1の同点に。

 ここからの多くの時間はチェコが押し込んでいった。しかし、ジョージアはまたもやGKママルダシュビリが何度も立ちはだかって、ゴールを許すことはなかった。

 逆に90+5分にはカウンターからビッグチャンス。最後はMFサバ・ロブジャニーゼが狙ったものの、シュートはバーの上へと消えていき、勝利に届かなかった。

 これがラストプレーとなって、1-1のドロー。ともに今大会初の勝ち点を手にして、最終戦に臨むことになった。ジョージアはポルトガルと、かつてサンフレッチェ広島などで活躍したイワン・ハシェックが監督のチェコはトルコと対戦する。


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