混戦模様の予選リーグを終え
明日からは全順位を決める問答無用の戦い
9月10日の大会2日目は午前中に予選リーグの2試合目、午後から3試合目を戦い、予選リーグの全日程が終了した。予選リーグの結果を受け、各グループの1位・2位の24チームに各グループ3位の中から上位8チームを加えた全32チームが「決勝トーナメント」に、それ以外が「2nd.Category」に進む。
前回大会覇者の中央大学体同連フースバルクラブAは、1勝1分け1敗と苦しみながらも混戦のグループJで1位に入った。前回大会準優勝で前々回大会覇者の立教大学サッカー愛好会AはVermule Aに苦杯を嘗めさせられ、2勝1敗でグループGの2位に。前回大会で3位と結果を残した関西の雄・同志社大学三ツ葉キッカーズAは1勝も挙げられず1分け2敗で「2nd.Category」に回る波乱となった。
このように今年の予選リーグは近年稀に見る混戦模様で、予選リーグ全12グループの中で3連勝したのはグループBの中央大学体同連フースバルクラブB、グループCの早稲田大学稲穂キッカーズA、グループEの青理Aの3チームのみ。グループJは3チームが勝ち点4で並び、どのチームにも負けなかった早稲田大学理工サッカー部A(3引き分けで勝ち点3)が4位となるなど、紙一重の戦いの連続だった。
決勝トーナメントに進んだ立教大学サッカー愛好会Aの加藤光キャプテンは「どの相手にも負けちゃいけないと思っていたので1位通過を目指していたんですが…。でも明日からのトーナメントは気持ちを新たにして、目の前の相手を一つずつ倒していくだけです」と気を引き締める。
また惜しくも2nd.Categoryに回った同志社大学三ツ葉キッカーズAの三瓶遼汰キャプテンは「久しぶりの大きな大会、しかも唯一の関西勢ということもあって、大会の雰囲気に呑まれてしまい本来の力が出せなかった。決勝トーナメントには行けなかったけど、明日からの試合も関東の強豪チームと試合ができる貴重な機会なので、1試合1試合、無駄にしないように戦いたい」と前を向いた。
悲喜交々の予選リーグを終え、明日から最終日までの3日間、全48チームが1位から48位までの全順位を決める問答無用の戦いの火蓋が切って落とされる。