大学サークルおよび社会人チームが参加する伝統の大会『第37回サッカーマガジンカップ・オープン大会2019』(主催:ベースボール・マガジン社『サッカーマガジン』)が、9月6日から長野県上田市の菅平高原で開催された。大会最終日の10日、決勝トーナメント決勝が行なわれ、中央大学体同連フースバルクラブAが立教サッカー愛好会Aを下し、3年ぶり3回目の頂点に立った。
上写真=3年ぶりの優勝を飾った中大フースバルA。プレもマネも日本一の笑顔!(写真◎川口洋邦)
前半終了間際の決勝点
1982年のプレ大会からスタートした歴史ある大会で、特に大学サークルの間では『マガ杯』『マガジン杯』と称されるビッグタイトル、サッカーマガジンカップ。頂点を決める決勝トーナメント決勝は、昨年に続く連覇を目指す立教サッカー愛好会Aと、3年ぶり3回目の優勝を狙う中央大学体同連フースバルAが対戦した。
試合は立ち上がりから競り合いが続き、両チームともなかなか決定機を作れない。しかし前半終了間際の30分(30分ハーフ)、中大フースバルAはMF苅部杜行の右からのセンタリングを、中央で待っていたDF谷口幸太が打点の高いヘッドで合わせ、良い時間帯に均衡を破った。
後半は立教愛好会Aも反撃に転じ、セットプレーなどで何度かゴールに迫るシーンを作るものの、ネットを揺らすには至らない。結局、中大フースバルAの堅陣は最後まで崩れず、そのまま1-0で勝利を収めた。
なお、決勝に先立って行なわれた3位決定戦では、三つ葉キッカーズAと早稲田大学FC.GUSTA Aが対戦。前半に1点ずつ取り合った後はスコアが動かず、最後はPK戦の末に三ツ葉キッカーズAが勝ち、勝利で大会を締めくくった。
決勝終了後に行なわれた表彰式ではチーム表彰と個人表彰が行なわれ、ベストイレブン、得点王、大会MVPが発表された。ベストイレブンには中大フースバルAから最多の4人が選出され、得点王は5得点を挙げた中大フースバルAのFW小竹直輝が受賞。中大フースバルAの堅守に貢献し、決勝でゴールも決めたDF谷口幸太が大会MVPに選ばれている。
写真◎川口洋邦
[ベストイレブン]
〈GK〉
・山本 浩也(立教サッカー愛好会)
〈DF〉
・谷口 幸太(中央大学体同連フースバルクラブA)
・後藤 諒(立教サッカー愛好会)
・三膳 元暉(三ツ葉キッカーズA)
〈MF〉
・苅部 杜行(中央大学体同連フースバルクラブA)
・村田 駿樹(中央大学体同連フースバルクラブA)
・岩本 修平(三ツ葉キッカーズA)
・山田 晟司(三ツ葉キッカーズA)
〈FW〉
・小竹 直輝(中央大学体同連フースバルクラブA)
・赤間 翔(立教サッカー愛好会)
・宮沢 柊吾(早稲田大学FC.GUSTA A)
〈得点王〉
・小竹 直輝(中央大学体同連フースバルクラブA) 5得点
〈大会MVP〉
・谷口 幸太(中央大学体同連フースバルクラブA)
〈歴代優勝チーム〉
1982年 プレ大会 FC・BULL
1983年 第1回 The Great Kabuki
1984年 第2回 サザンクロス
1985年 第3回 中大同好会A
1986年 第4回 中大同好会A
1987年 第5回 望岳クラブ3
1988年 第6回 望岳クラブ
1989年 第7回 中大同好会
1990年 第8回 望岳クラブ
1991年 第9回 SSCスーパーゴマちゃんズ
1992年 第10回 明大和泉
1993年 第11回 中大同好会
1994年 第12回 望岳クラブ
1995年 第13回 早大理工A
1996年 第14回 望岳クラブ
1997年 第15回 望岳クラブ
1998年 第16回 中大同好会
1999年 第17回 ヘインズ
2000年 第18回 FC VENGA
2001年 第19回 FC VENGA
2002年 第20回 FC VENGA
2003年 第21回 FC VENGA
2004年 第22回 早大稲穂キッカーズ
2005年 第23回 中大同好会
2006年 第24回 BOTSのくまさん
2007年 第25回 Criacao
2008年 第26回 柏ラッセル
2009年 第27回 早大稲穂キッカーズA
2010年 第28回 明大体同連サッカー部A
2011年 第29回 立教サッカー愛好会B
2012年 第30回 明大体同連サッカー部A
2013年 第31回 中大体同連フースバルクラブA
2014年 第32回 (※中止)
2015年 第33回 青学大理工A
2016年 第34回 中大体同連フースバルクラブA
2017年 第35回 稲穂キッカーズA
2018年 第36回 立教大学サッカー愛好会A
2019年 第37回 中大体同連フースバルクラブA
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